【レス、克服への道】「産後クライシス」は男女ともにその後の分岐点

「レス」の克服
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昨日は、「産後クライシス」について男の側の視点から記事を書いた。僕にとっては、自分でも対応を誤ったなぁと思う苦い経験だから、すぐに浮かんできたのは「拒否された夫」の側の視点だった。

だが、この「産後」という時期は、夫の側だけではなく妻の側もその対応次第でその後の夫婦仲への影響が大きい、ということを伝えておいた方がいいと思い、改めて記事にしたいと思う。

まずは夫の側から。昨日書いたように、出産後の女性は体力的にも精神的にも厳しい状況にあるので、労わり、手を差し伸べて共に歩む姿勢が大事だ。女性は「共感」を求める生き物なのだ。仕事で忙しくとも、家事が苦手であろうとも、「産後の妻を気遣っている」という姿勢を妻が感じられるよう努力をすべきだ。もちろん、僕のように「なんで出来ないんだ!」などと大騒ぎしたりするのは論外だ。

この期間に、子供のことをなおざりにして自分だけ遊び惚けていたり、育児から逃げ回っていたりすると、妻の夫への信頼感や愛情はどんどん冷めていく。人によっての話にはなるが、この時期の夫への不満が後の「拒否」の根底になったりもするので、僕ら男性陣は心しておく必要があるだろう。

次に、妻の側。あくまで個人差のある話で、全てがそう、というつもりは無いのだが、これから出産を迎えようか、という方がもし読まれていたら、頭の隅においていただくといいかもしれない。

前の記事にも書いた通り、夫の側というのは自分の身体の変化ではないために、妻の身体や心の調子を理解して接することが難しい。僕が気を付けて欲しいと思うのは、求められた時の「断り方」。「今、私の体調はこうで、だから今は難しい」と説明するのか、「うるさいわね!できる訳ないでしょ!」と突っぱねるのか。ここは大きな分かれ道だと思う。

男と言うのは、女性が考えるよりもずっとナイーブで傷つきやすい。そして「性欲」の持つエネルギーは強いため「妻に断られる」ということで夫が受ける衝撃は想像以上に大きい。だからこそ、この時の断り方一つで、妻を求めることが嫌になる人もいる。

あくまで「そういう人もいる」という話なのだが、このことを知っていればあんな断り方をしなかったのに、という人もいるかもしれない。知っておいて、損はないと思う。

本来、夫婦の間で二人の間の「性生活」のあり方について、もっと日頃からコミュニケーションをとるべきなのだ。それを「悪い事」「後ろめたい事」のように感じて、「恥ずかしい」から話さない、という状況が問題を不必要に大きくしていると思う。日頃からお互いが冷静な状態で話しが出来ていれば、「産後」のレスの問題はここまで深刻にはならないと思うのだ。

手前味噌で恐縮だが、今僕達夫婦はお互いの身体のことや、性のことを冷静に話せるようになった。妻は帝王切開の影響や、子宮筋腫の影響などもあり性交痛がある。だからそれを踏まえてローションを準備したり、激しい行為はしない、などを共有出来ている。それもあってこその今の蜜月、なのかもしれない。

産後にあっては、夫は妻の身体をきちんと労わって思いやりを持って接し、妻は「夫は知らない」ということを前提に自分の身体の状況や育児の大変さをちゃんと訴え、説明する。そういう努力をすれば、産後レスに苦しむ夫婦のうちのいくらかは減るかもしれない。

 

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