【レス、克服への道】「したい」という気持ちまで手放す必要はない。

「レス」の克服
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レスの問題を克服していく過程で、拒否される側が「行為」にこだわることを手放すことが、結果的にはこの問題を解決の方向に導く、というのが僕の持論です。

程度の差はありますが「拒否しちゃう側」にとっては、「行為をしなくてはならない」というのが最大のストレスですから、それを一旦は取り除くことが事態を動かす一番のポイントです。

ですが、、、拒否される側からすると相手の「できない」を受け入れることというのが非常に苦しい。

今「できない」を受け入れてしまうと、「もう自分は一生できないんじゃないか」と思ってしまう。もう二度と「男として(女として)見てもらえなくなるんじゃないか」と思ってしまう。

不安ですよね。僕もそのことで本当に苦しみました。

僕の場合は、これまで何度もお伝えした通り、「行為」以外で自分を癒せることを見つけようと、色んな趣味をやってみました。「しなくても」ご機嫌でいられるようなろうと努力していたのです。

でも、「しなくても大丈夫」ってなったら、もう二度と出来なくなるんじゃないか。そんな不安にいつも苛まれたり、しなくて良いからご機嫌で過ごしている相手を見ると、「自分はこんなに辛抱しているのに!」とイライラしたり。

頭では分かっていても、なかなか難しいことです。だからこそ、まずは自分自身を本当に大事にして、自分の考えたことや思わずとってしまった行動などを否定せずに受け止める必要があります。これは、大事なことなので何度でも繰り返しお伝えしたいと思います。

そしてもう一つ。相手の「したくない」を受け入れようとすると、自分の「したい」という思いは諦めないといけない、そんな風に思いがちです。できないんだから、「したい」という気持ちは封印しないといけない。そうしないと自分自身が辛くなるから、という思いもあろうかと思います。

ですが、「したい」気持ちまで我慢して、諦めて、抑え込んでしまう、そんな必要はありません。いや、むしろ「すべきではない」と思います。

自分の「願望」の持つエネルギーって、結構大きなものです。それを無理やりに抑え込もうとすると、そのエネルギーは違う形で噴き出そうとします。とてもじゃないが、無理に抑えることなんて本来できないんです。

相手の「できない」を受け入れろ、でも「したい」気持ちは諦めるな、と言うと、「何を矛盾したことを言ってるんだ」と思われるかもしれません。

そうですね。確かに矛盾しています。

でも心の中で「俺は(私は)したいんだ」と思うことまで我慢する必要はない、と思います。

「したい」と思うこと自体は何らの問題もありません。

一旦、「行為をしないといけない」から解放した上で、パートナーが冷静に「性のこと」に向き合ってくれたなら、自体はきっといい方向に向かうと思います。

ただし、そのためには「私は性のことを大事に思っている」ということを自覚して、パートナーにそれを伝えることが大前提です。

傷つくのが嫌だから、と自らその問題に蓋をして目を背けていては、問題が良くなることはないと思います。

 

 

コメント

  1. 景子 より:

    sorairoさんこんにちは。
    うちは「私はセックスが大事だから、レスにならないようにしたい」と喧嘩の度に伝え、1週間に一度はしようねという話でまとまっていました。私から誘うと嫌そうな表情をされるので、夫のタイミングでいいから声をかけてもらうシステムです。それもなかなかできていませんが…。先週末も何もせずに「お休みー」と一言。思わず「してないけど?」と言ったら「体調が悪いから…」とのことでした。その割に前日には釣りに行ったり友達と楽しんでるんですよね。
    私は約束したのに何もなかったことにしようとする態度にひどく傷つきました。体調が悪いから今週はできないと一言言ってくれればいいのに。そう伝えると「怒ると思って言えなかった」と返されました。怒られたくないから避けて通るというのは誠実さに欠けると思います。
    今週末も「仕事溜まってるー忙しいよー」とアピール。全ての言動が私を拒絶しているようにしか感じられません。
    これ以上私はセックスが大事だと相手に伝えるのも疲れてしまいました。
    sorairoさんにコメントすることでだいぶ救われています。いつもありがとうございます。

    • sorairo より:

      景子さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

      うわぁ。。以前のうちとそっくりですよ。男女が入れ替わっただけ。^^;
      一週間に一度、と約束しているのに、誘うと嫌な顔をする。
      約束を破っているのは向こうなのに言い訳する。こちらのせいにして。(# ゚Д゚)
      そうですよね、景子さんの言うとおり、一言「今日はごめん」って言われると随分違う、
      と思うんですけどね。でも、それをしようとしない。
      つらい気持ち、物凄く分かりますよ。「拒絶しているように感じる」のは仕方ないし、
      「伝えるのに疲れた」気持ちもよく分かります。

      ご様子を聞く限り、ご主人は「性的なこと」には割と消極的な方なのかな、と思います。
      「一週間に一度」という約束は、ご主人からすると本当は「多いなぁ」と思っていて、
      でも喧嘩の後なので、景子さんを怒らせたくなくて「約束しちゃった」のかもしれません。
      例えば、ひと月に一度くらいならいいのかとか、「挿入なし」ならいいのかとか、
      服を着た状態で抱き合うだけならいいのかとか、次に話し合いになったときに、
      聞いてみるのもひとつかもしれませんね。あ、できれば、冷静にね。
      ご主人に当てはまるかどうか分かりませんが、性のことに消極的な男性の中には、
      「性行為」のハードルを高く感じすぎて、二の足を踏んでしまう方も多いです。
      まずはハードルを下げてみる、というのも一つの手段かな、と思います。

      ここにコメントすることで、少しでも景子さんの気持ちが楽になるのであれば、
      どんどん吐き出してもらっていいですよ。
      聞くのはいくらでも聞きますので^^

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