【レス、克服への道】相手に合わせてばかりいると、いつか疲れてしまう。

「レス」の克服
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パートナーが、自分との行為を「嫌がる」ようになったとき。

その理由は何だろう、これかな?あれかな?と色々推測し「自分のここがいけないのか」「これを治さないといけないのか」と、相手の顔色を見ながら自分を変えようとする。ネット上で、「レスになる原因」の情報を色々入手して、「これかも」「あれかも」と取り組んでみる。

その理由がはっきりしているのなら、それもありだろうと思う。だが、はっきり言って、ネット上にある「一般的」な理由は、そのほとんどが「上辺」の理由だ。その「上辺の理由」の裏にある「本当の理由」は、前にも書いたが実は本人も分かっていないことが多い。

相手に合わせて、相手の顔色を見ながら自分を変えるのは、無駄だから止めた方がいい。

例えば奥さんが拒否している場合に「これまで仕事最優先だったのが原因かもしれない」と、仕事のやり方を変えてみたり、「これからは家事も積極的にする!」と慣れない家事をやろうとしたり。

「夫婦の仲を良くするため」とか、「夫婦の会話を増やすため」とかなら、それは良い取り組みだと思う。こういう努力をしていくことは、夫婦の関係を良くすることには有効に働くだろう。だが「レスを解消したい」という動機であれば、それは結果に直接結びつかないから、そこを期待するのは、、、止めた方が良い。

こんな事を偉そうに言っている僕も、以前は一生懸命妻が「したくない」理由を考え、それを何とかしようと躍起になって努力していた時期があった。妻に「なぜしたくないのか」理由を聞いたことだって何度もある。だが、、、。

「したくない」理由は、本人も良く分かっていないのだ。だから、妻の場合には言うことが毎回変わっていった。あるときは「家事が」と言い、家事をやれば「子供の叱り方」と言い、それを改善すれば、、、と次々に理由は変わっていった。

「何だかよく分からないけど、でも嫌」。一言で表せば、そういうことだったのだろう。もちろん突き詰めていけば、色んな理由が出てくるのだろうけど。

僕が一生懸命「改善」のための努力をすればするほど、妻の苛立ちは強くなり、「したくない」と言う気持ちも強くなっていったように思う。立場を逆にして考えてみれば良く分かる。自分が「したくない」と思っていることを、「しなくちゃならない」ように追い詰められるのだから。

妻の場合には「全くしたくない」という訳ではなくて、回数を減らしてたまにならいいか、くらいのレベルだったのだ。だが、無理に自分のペースに合わせさせようとして、状態を悪化させてしまったのだ。

今、やろうとしている変化や努力が苦しくなければ別に構わない。でも、「努力」してやらないといけない事であれば、それは止めた方がいい。もしダメだったときには、怒りや悲しみは何倍にも膨れ上がってしまうから。

「俺はこんなに努力しているのに!」「頑張っているのは私だけ!」という精神状態になってしまうと、「努力のリバウンド」になってしまう。「俺はこんなに我慢してるんだから、これくらいいいだろ?」などと、相手の嫌がることをしてしまったり、家に帰らなくなったり。そうなってしまえば、負のスパイラルに嵌ってしまう。

もちろん、相手が明確に「止めて欲しい」とか、「こうして欲しい」とか言っている要望には沿った方がいいと思う。それは、人間関係の基本の部分なので。

本当に繰り返しになってしまうが、一番大事なのは「自分を癒して、行為が無くても大丈夫な状態になる」ことだ。相手に合わせて「無理」をするのは止めよう。

つづく

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