船頭は1人で十分。家事のやり方は早めに「統一」すべし

夫婦のお話
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うちの妻は、自分以外の家族3人がリビングでくつろいでいて、自分だけがキッチンに立っているとイライラし始めることが多いので、妻が料理をしているときの僕の定位置はキッチンの入口近く、立って会話の相手をしていることが多いです。邪魔にならないかな?と感じたら、シンクで洗物をしたり、食洗機の中の食器を片付けたり。妻が「あれやって」と言ってきて初めて調理に手を出す、を心がけています。

なぜなら、僕自身は自分が料理しているときに横からあれこれ口出しされたくないから。自分が嫌だから、相手にも言わないようにしています。

台所仕事だけでなく、家事を二人でやり出すと、最初のうちはどうしても家事の「手順の違い」「完成度の違い」が気になってしまうもの。うちなんて、洗濯物の畳み方がきっかけで掴み合いの喧嘩に発展したこともあります。一番険悪だったころのお話ですが、、。

ずっと前、そうまだ僕達夫婦の関係が一番悪化していて、夜の生活も危機的状況で、それを改善したくて僕が色々試行錯誤していたころ。家事をすれば妻の機嫌が良くなるのではないか、と思って色々と情報を調べていて、「夫は妻に弟子入りしたつもりでやれ!」と偉そうなおばさん(失礼!)、いや、女性研究家?の方が書いた記事に行き当たり、「なんだ?この偉そうに。お前のやり方が絶対正しいとでも言うのかよ!」と1人で腹を立てたことがありました。曰く、「あんたたち夫は何もできないんだから、妻の言うことには絶対服従の精神が必要!」と。まぁその時は「アホちゃう!?」と真っ向否定しておりましたが、、。

今となって考えてみると、表現の良し悪しは抜きとして、家庭内での家事をする際の「トラブルの元」についてはこの方が言っていることは間違いではないかなぁと思います。

全く違う家で、環境で育ってきた二人ですから、同じ家事をしてもやり方も違えば、求める完成度も違う。別にどっちが正しい、なんてない訳だけれど、張り合ってしまうのが哀しい性で、なかなか折り合うことができず、お互いがイライラしてしまう。うちなんてまさにそうで、「子供のTシャツはフロントを外に出すか、背中側を外に出すのか」とか、「袖は身頃に合わせて縦に折り込むのか、横に折り込むのか」などという、部外者が見れば「どっちでも良いでしょ」とあきれるようなことで「あなたのやり方はおかしい!」と始まり、「あれもそうだった!これもそうだった!」とエキサイトするいがみ合いをやってしまっていたのでした。

結局、どっちかがどっちかのやり方に合わせれば、こんなバカバカしい いがみ合いはしなくても良かったんです。僕は洗濯物の畳み方に拘りがある訳ではないので、端から妻のやり方を学んで合わせておけば良かった。だのに、何だか負けた気がして、引けなくなっちゃてたんですね。

「絶対服従」は言い過ぎだと思いますが、家事のやり方は「早めにどっちかのやり方に統一する」というのは不必要なトラブルとストレスを無くすためにも合理的だと思います。また、うちのように奥さんが一時でも専業主婦をしてたご家庭では、まぁ素直に奥さんのやり方に倣った方が正解かもしれません。

一つの家事に、船頭は一人で十分、ですから。

 

つづく

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