世間からの評価と妻の評価は全く別物

夫婦のお話
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夫婦仲を修復しようと努力しているときに、上手くいかずに僕を苛立たせた要因。それは「世間の旦那さんからすれば、俺はこんなに頑張っているのに!嫁さんは俺を評価してくれない!おかしい!」というものでした。

自慢じゃないですが、僕は周囲からは「良くできたご主人」です。料理も洗い物も、洗濯もアイロンがけも出来るし、子供の面倒も赤ちゃんの頃から良く見ている。求められれば町内会の役員も妻に押し付けることなく自分でやるし、、、、と、とにかく「世間一般の旦那さん」達より頑張ってるんだ!と思っています。そのおかげで、「いいわねぇ~、それに比べてうちの旦那は。。。」と周囲の奥様方から言われて得意になってました。

ところが、うちの妻からは思ったように評価してもらえない。それどころか「あれがダメ、これがダメ」と指摘を受けたりする。そうすると、「俺はこんなにいい旦那なのに、分かってくれないコイツは可愛げのない女だ!」と相手のせいにして腹を立ててしまう訳です。

まして、「あなたはこんな事をしてくれない」「こんなところがダメ」なんて言われると、「お前だって〇〇が出来て無いじゃないか!」「いつも〇〇な癖に!」などと相手の悪いところを指摘しあうばかりになってしまい、修復とは程遠い険悪な状態になってしまいます。

僕が気付くべきだったのは、「一番大事なのは、妻がどう思うか」であって、「世間からの評価ではない」ということ。周りの奥様方にどれだけチヤホヤされても、うちの妻が欲しているものを与えられなければ、意味がない、ということなんです。

相手が望んでいなければ、いくら家事力が高くても、どれだけ子供好きでも「評価の対象外」であるという現実。これは、厳しいようですが「現実」です。だからこそ、前回記事に書いた通り、「相手が望んでいるものは何か」を見抜く力が必要とされるのです。

では、うちの妻が僕に望んでいるものとは何か。家事の部分に限って言えば、「私が出来ない時&したくない時にやってくれる」「私が出来ないことをやってくれる」「自分のことは自分でやってくれる」です。「なんて我儘な!」と思う方も居るかもしれませんが、でも、こうなんです。だから、「今日は夜ご飯作るの億劫だなぁ」と言うときにササっとご飯を作ってくれる。「これ、重くて運べない、、、」ってときにさっと持ってくれる。こういうことを期待しているし、実際にそうなるとうれしい。

逆に、僕がガツガツ家事をすると、「出来ていない自分を責められている」ように感じられてしまう。だから面白くない。ついつい「ここがダメ」って言いたくなる。そうすると僕が感情的になる、衝突する、の悪循環。。。

妻が「ここはお願い!」ってタイミングだけ家事力を発揮する。こんな簡単な事なんですが、ここにたどり着くだけで数年かかりました。僕が「世間からの評価」を追い求めていたことが、こんなすれ違いを産んでいるなんて、当時は考え付きもしませんでした。

あなたは、奥さんの「ニーズ」をきちんと把握できていますか?大事なのは、世間の評価ではありません。奥さんの評価、ですよ。

 

つづく

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