昨日の記事で、僕ら夫婦の関係性が悪かったころを振り返ってみました。関係性が悪かった頃も、関係をよくするための努力をしていなかった訳ではないのですが、今思えばそのころの僕には、一番大事なことが抜けていました。
僕が思う、その一番大事なこととは、「自分自身が満たされるための努力をする」ということです。
「はぁ？何言ってんの？」という気持ちになるかもしれません。
僕自身も、妻と性についてすれ違ってしまって毎日激しく悩んでいた頃、これと同じように書いてあるブログを読んで「はぁ？」と思った記憶があります。「それができりゃぁ苦労せんワイ！」とも。「夜の生活」が出来ないのに、満たされる訳ないじゃん！って、心が反発するんですよね。それに、「他のこと」に意識を移してしまったら、失うことを認めて受け入れたような気持ちになる。だから「他の楽しいこと」を考える事なんてできない！って思ってしまうのも、無理はありません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみると、こうやってモヤモヤ、イライラしている間にも、時間は過ぎていく。あなたの貴重な人生の時間は刻刻と過ぎていってしまう。しかも、拒否される側がモヤモヤ、イライラしている間は、パートナーは近づいて来てはくれない。
僕が趣味を楽しむことに積極的になったのは、妻とこのことで揉め始めてから3年ほど経ってからでした。先ほど書いたように、最初は「他の楽しみ」に目を向けることを拒んでいましたし、趣味に取り組んでいる間は考えないけど、終わったらまたそのことばかり考えている自分がいた時期もありました。しかし、少しずつ楽しいことを考えている時間の割合が増えていき、この1年ほどは「出来なくても楽しいことがあるからいいや」という風になることが出来ました。
夫婦間での性の問題を解決するために、「こうすべき」「ああすべき」という記事を沢山見かけますが、自分自身が満たされていない状態で、色んなことを努力するのは苦しいばかりです。加えて、「私はこんなに努力しているのに！」という相手への負の感情を増幅させることにもつながります。折角の努力が相手との距離を余計遠ざけてしまう。
折角努力するのなら、あなた自身が満たされるように努力をする方があなたのために良いですよね。そして、あなた自身が「性生活への拘り」から解放されることで、パートナーも同時に「性生活からのプレッシャー」から解放されることになる。それは、結果的に二人の距離を縮めることにもつながってきます。
パートナーとの関係を改善したいのであれば、まずは自分自身のことを大事にしてみる。そこから始めてみて欲しいと思います。
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