「性」について、真面目に考えることが出来る世の中に

真面目な”性”の話
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以前は、「セックスレスで苦しむ人が、一人でも減って欲しい」「セックスレスによる苦しみが、少しでも軽くなれば」という思いでこのブログを書いていました。

その気持ちも少しずつ変化してきて、今は「性について、真面目に考えることが「恥ずかしいこと」ではない、と思ってもらえる世の中になって欲しい」ということを願っています。

これまでも、何度も記事に書いていますが、僕がセックスレスの問題に苦しみ始めた約10年前に比べれば、「性」のこと、「セックス」のことについての情報の在り方は随分と変化しました。今や、やる気さえあれば有用な情報に簡単にアクセスできる。苦しんでいる人同士のコミュニティも出来てきて、この問題を専門にしたカウンセラーさんも増えた。

漫画や、ドラマなどでも「セックスレス」が話題に含まれるものが増え、社会的に認知されてきたことは感じる。

隔世の感あり、です。

でも。それでも。レスで苦しんでいる人の数が、減っているとは思えない。いやむしろ、増えているような、そんな気がして仕方がない。

根本の問題として、「性のことを真面目に考える」ことを「恥ずかしいこと」「いけないこと」と捉えてしまう、この国の在り方があるように僕には思えます。

月曜に書いた記事でも触れましたが、この国では「性について真面目に考える=避妊、病気の怖さを知ること」のような図式になってしまっていて、「セックスでパートナーと触れ合うことの素晴らしさ」や「相手を思いやった気持ちいいセックスの仕方」について考えることは、「いやらしいこと」と捉えられてしまうのが現実。

そこが、もっとポジティブに捉えられるようになれば、状況が変わっていくのではないかなぁ、、と思うんです。

もちろん、この点についても以前に比べれば変化はあると思っています。

でも、もっと変わっていかないといけない。

これは単にレスの問題だけでなく、男性による「性暴力」やDVの問題、「ジャンクセックス」の問題、女性の「セックス依存」の問題などにも、関係してくると思います。

自分の「性」について真面目に考えて取り組むことが「当たり前」と言われる世の中になって欲しい。これからも、細々と取り組んでいきたいと思います。

コメント

  1. NK より:

    記事、興味深く拝見しました。

    私は昨年妻が交通事故で要介護(植物状態)になりまして、在宅介護をしています。
    介護そのものは大分慣れましたが、まだ40代ですので、生き物として自分の性欲や、別の女性とお付き合いをすることについて葛藤があり、当初非常に苦しみました。

    一方で、妻の母親や義きょうだいともかなりオープンに話をしてきました。外国に在住していますが、やはり最初は家族の側にも葛藤があったようです。現在は、あなたが幸せに生きていくために必要なのであれば、個人的なことだから、心の赴くままに生きなよ、という感じでノータッチ、という状態です。

    アプリやインターネットなどを通して、セクシュアリティについてオープンに語れるようになった(しかも、一定のプライバシーを守りながら)のはとても有意義だと思います。

    将来はこちらで心理学の学位を取り、国際恋愛などを取り扱うカウンセラーになりたいです。

    引き続き連絡を取り合いたいですね。よろしくお願いいたします。

    • すなお より:

      NKさん、コメントありがとうございます。

      最近は、あまり頻繁に記事の更新が出来ておらず、申し訳ないです。

      奥様の件、心中お察しします。
      セクシャリティについて、以前に比べオープンに語れるようになって来ましたが、
      その分、「お金儲け」のための「不毛な情報」も増えており、
      苦しむ人は、余計に苦しむ、、、という状況なのかなぁと思っています。

      今後とも、よろしくお願いいたします。

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