「セックスが出来ない」ことの悩みの裏には

真面目な”性”の話
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このブログでは、長いこと「セックスレス」の問題について、主に「拒否される側」の視点で記事を書いてきました。

今は、テーマを「性の悩み」に拡げて、その悩みを少しでも軽くするためのヒントになる内容を、と考えながら記事を書いていますが。

昨日書いたように、僕自身、妻との関係では「自分が満足できるセックスを出来ていない」という悩みを抱えている訳で、基本的には「セックスが出来ない」ことへの悩みは一番理解ができる部分です。

これまでにも、何度も記事に書いている気がしますが、「セックスが出来ない」ときの「怒り」「苦しみ」「悲しみ」は、実は「セックスが出来ないこと」への感情ではなく、別の部分の感情が表に現れていることがほとんどです。

例えば僕の場合で言えば、「妻にもっと自分を大事にして欲しい。もっと構って欲しい」と思っているのに、そうしてもらえないことへの「怒り」が表面に現れている。「セックスを断られる」という出来事に、日頃感じている「粗末に扱われている」ことへの怒りが結びついて、「俺をバカにしてる!!」と激しい怒りを感じてしまう。

そのメカニズムが分かる前は、この激しい怒りを処理する術がなくて、一人苦しんでいました。それを理解した今でも、ときどきこの怒りには直面します。多分、妻と夫婦でいる限り、この怒りとは上手く付き合っていくしかないのだろう、と思っています。

夫婦間や、カップルの間での「拒否された」という苦しみとは別に、例えばいわゆる「高齢処女」の方や、「セカンドバージン(もしくはセカンド童貞)」の方が感じている感情にも、「行為そのものが出来ない苦しみ」だけではなくて、それ以外の感情が結びついていることが多いんじゃないかなぁ、、。最近はそんな風に思うようになりました。

「セックスの経験がないなんて、女として欠陥があるんように見られている気がする」とか、「誰からも相手にしてもらえない自分は、女(男)として魅力がないんじゃないか」とか。これって、「自己肯定感の低さ」に起因した感情が、「セックスの有無」という状況に結び付いての焦りになっている訳ですが、もっと掘り下げると「周りに良く思われたい」だったり「嫌われたくない」だったり。セックスの有無とは全然関係ない感情が、あなたに訴えかけているだけだったりする。

「セックスが出来ない」という肉体的な苦しみは、残念ながらセックスをすることでしか癒せない可能性が高いのですが、こういう「他の感情」については、実はセックスをしなくても解消できたりします。

今、セックスの有無で苦しんでいる方へ。その感情の裏にくっついている「他の感情」がないか、ちょっと落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか?

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