女性の中で、「女性器」とその周辺を「汚いところ」だと思っている人は、意外に多いのかもしれません。
ブログ上で妻のことを語るのはあまり気が進まないのですが、妻もその一人。
娘が小さいころ、パンツを履き替えるのに、パンツを脱いでペタンと床に座ったら。
「床に汚いのが付くでしょう!そこは汚いんだから!」と激しくしかってました。
まぁ、女性の場合には膣口のすぐ近くに外尿道口があり、「おしっこがついてるから汚い」と感じても仕方がない部分もあります。ただ。
彼女が「汚いところ!」と言っているのはただそれだけが原因ではないと思う。そもそも「女性器」に対して「触ってはいけないところ。意識してはいけないところ」というネガティブなイメージを持っている。「そんなとこ、触っちゃダメでしょ!」という刷り込みがある。
そういう女性本人による「女性器に対するマイナスイメージ」というのは、日々の「女性器との付き合い方」にも影響があるようで、例えばお風呂のときの洗い方であったり、日常の接し方も雑になってしまいがち。
身体のためにも、あまりいいことではありません。
それに、セックスのときにも「汚いから触らないで」「汚いから舐めちゃいや」となってしまう。
せっかく気持ちよくなれるチャンスを、半減させてしまう。勿体ない。
シャワーを浴びて、きちんと優しく洗っていれば、決して「汚いところ」などではないのです。
むしろ、男から見れば”自分”を受け入れてくれる「愛しく感じる場所」。
もっと、優しくしてあげて下さい。
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「汚い!」と感じる理由が、「おしっこが付くところなのに」だけであれば、「優しく綺麗にしてあげてれば問題ないですよ」で済むのですが。
中には、「女性であること」や「”性”を感じさせる部分」だから「忌み嫌っている」という場合もあります。
子供の頃に「女」であることを否定された(ように感じた)り、性的な虐待を受けたりして「自分が女であること」自体を否定的に捉えてしまっている。
その場合には「女であることを否定せざるを得なかった」過去の自分の気持ちを認めて、「もう大丈夫だよ」という安心感を得るための努力をする必要があります。
一番いいのは「性」の問題に取り組んでいる心理カウンセラーさんにカウンセリングを受けること。
でも、「カウンセリングは敷居が高い」と感じる方は、どうぞご自由にこのブログのコメント欄にでも書き込んで下さい。
否定などせず、ひたすら聞くことはできますから。
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