叶わない欲求

妻との関係の中で、僕の中でどうしても消化できていない欲求があります。

それは、「時間をかけて、丁寧に淡い刺激で愛撫をして、強い官能状態に相手を導きたい」という願望。

要は、「スローセックス」をしたい、という願望。

妻の希望は、「出来るだけ短い時間で、強い官能は必要ない」というもの。

僕とは、全く正反対。

どうも、妻の中には「子供が出来て親になった今、強い官能を得るようなセックスをする」というのは「好ましくない」と考えている節がある。

それに加えて、子供たちが寝ているのとは別の部屋でセックスをしていても、「いつ起きるか分からない」というプレッシャーがあって、「早く終わってよ」という圧を感じる。

これまでも、僕の思いは伝えたことがあるのですが、妻の言い分も分かる。今は、月に一度程度セックスに応じてもらっている、という弱みも手伝って、それ以上に主張することはしていません。

ですから、セックスも「なるべく早く感じさせ、なるべく早く挿入し、なるべく早く果てて終わる」を目指す感じ。自分のしたい、理想とするセックスの真逆を行ってる感じです。

まぁ、それはそれで仕方がないといつもは割切ろうとしていますが、やはり時々、虚しく感じてしまう部分があります。

そういうのも手伝って、喧嘩をするとこの前のように「このままこの人とでいいのか」みたいな思いがこみ上げてきて、無意味なループにはまるのかもしれません。

しかし、世の中上手くいかないものです。一方では「ご主人が応じてくれない」「ご主人が満足させてくれない」と嘆く女性がいて。でも、一方では「そんなに頑張らなくてもいいから」と言われて「えぇ～、もっと責めさせてほしいのに。。。」と感じている男がいる。

何なんだろうね。一体。