聞いてもらえること、の大事さ

”アダルトチャイルド”について
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今日で東日本大震災から9年が経つのですね。

来年で10年。僕にとっては、身辺にも、心境にも大きな変化のあった、目まぐるしい時間でした。

あれだけ震災後に「絆」とか「頑張れニッポン」とか、美辞麗句を並べていたのに、原発のその後に苦しむ福島の人達を差別したり、震災がれきを「放射能汚染」だとして受け入れに反対したり。人間のいい面と、悪い面の両面を見せつけられた出来事でした。

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さて、僕はこのブログを書くにあたって、「セックスレスの当事者のブログ」「カウンセラーさんのブログ」「夫婦関係に悩む方のブログ」などを毎日チェックしているんですが、このところ「セックスレスの当事者」、特にパートナーからセックスを拒否されて、苦しんでいる方のブログが、あまり更新されなくなった印象があります。

セックスレスに関する様々な情報がネット上で手に入るようになってきて、以前のように「俺(私)一人がおかしいのか?」とか、「誰にも言えなくて苦しい!」とか、そういう悩みをネット上に書く人が少なくなっているのだとしたら、、、。これは素直に喜べることかな、と思います。

僕ら夫婦の場合、震災の直前に生まれた下の子が一歳を迎えるくらいから、セックスのことで揉めるようになったので、この問題に直面してから8年ほどが経ったことになりますが、一番最初、僕がブログにレスの悩みを綴るようになった最大の動機は、「誰かにこの苦しい思いを聞いて欲しい」でした。

今と違い、セックスレスのことを対象にしたカウンセラーさんも少なく、有用な情報も少ない中で、当時出来たことと言えば、ネット上で自分の苦しさを書くことで、同じ悩みを持つ人とつながることくらい。

例えそれが、問題の解決に直接つながらないとしても。

当時は「同じ傷をなめ合っても、問題は解決しない」と考えていましたが、今考えてみれば、自分の中に苦しみをため込むよりも、誰に対してでもいいので、外に向けて吐き出す、聞いてもらう、ということが大事だったのかなぁと思います。

これは、セックスレスの問題だけでなく、夫婦の問題などでも同じ。

もし、今心に闇を抱えて苦しんでいるのだとしたら、ブログでも、コメントでも何でもいいので、発信して欲しいと思います。

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