「真実の愛」…て。はぁ?

”アダルトチャイルド”について
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以前、テレビで放映されていた「あいのり」という番組。

この番組のキャッチコピーが、「真実の愛を探す旅」かなんかでしたね。

結構な人気を誇った番組で、類似の番組もその後やられていて。

番組自体は、別にどうとも思わないのですが、この「真実の愛を探す旅」というキャッチコピーが、僕は大嫌いでした。

男女7人という限られた人数の中で、制約のあるシチュエーションで、男と女がくっつくか、くっつかないか、という言わば「恋愛ゲーム」に「真実の愛」とは。。。バカバカしい。

と、思っていたら、今やネット上にも「真実の愛」という言葉がわんさか並んでいて「やべぇ世の中になったもんだなぁ、、、」と呆れています。

そこに群がるみなさんは、どういうものを「真実の愛」だと思ってるんでしょうね?

ちょっと覗いてみたら、

・見返りを求めず相手のために尽くすのが「愛」です。

・さらに踏み込んで言えば、相手を理解し、相手の幸せが成就するように奉仕する心です。

あっちゃぁ~~~。あぁ~あ。頭いっちゃってるね。(ちょっと言い過ぎか。。)

やれやれ、こういうことを言うから「見返りを求めてしまう、これは真実の愛じゃないのかも!」とか、「相手の幸せを願えない私は、愛情がないんだ!」とか余計な悩みを抱えちゃう人が増えちゃうんじゃないか。<`ヘ´>

誠に残念ながら、人間は「神」にはなれません。確かに愛している相手に「見返りを求めずに尽くせる」こともあるでしょうけど、「見返り、、ください」と思う場面もある。それがひと。

「相手の幸せ」なんて、相手にしか分かりません。あなたが「こうすればあの人は幸せになれる!」と思って行動することが、相手にとっては「え?なんで?」となることも、日常茶飯事。

僕が思うに、「相手への愛情」なんてものは、「あぁ、俺(私)、この人のことが好きで、大事だわ~」と思えるかどうかだけじゃないのかな。そしてそれは時には「なんで言うこと聞いてくれないんだ~!」とか、「くっそ~、もう別れる!」なんて思うことがあっても、それでも結局は一緒に居たい、と思うような、そんなことなんじゃないかな。

「愛」にレベルがあって、「これが真実の愛で、これは真実ではない愛」みたいなランク分けをしようとするから、余計に混乱する。落ち着かなくなる。

そもそも、相手の自分への感情を「真実か真実でないか」みたいに測ることなど、意味はないと思います。時が経てば、愛情の示し方も変わるし。人に寄っても愛情の示し方は変わるし。

こういう「相手からの無償の愛」という「青い鳥」を追いかけて、世界のどこまで旅しても、「真実の愛」にはきっとたどり着けません。大事なのは「自分の中にある相手への愛情」でしかないから。

早く、夢物語から目を覚まして欲しいですね。

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