「抑圧」と「暴力性」

「レス」の克服
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このお話は、4年ほど前、当時のブログの記事で書いたことがあります。

その頃の僕のブログを読んだことがある方は、「あ、あの話か」となるかもしれません。

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僕は、子供の頃から「自分の感情を抑圧して、周りからどう映るかを優先する」タイプでした。したいこと、言いたいこと、見たいこと、食べたいもの。何もかもに「周りにどう思われるか」の抑圧を自らかけていたので、そのストレスは相当なものだっただろうと思います。

思春期に入り、友達の家などでいわゆる「AV」を見る機会がちょくちょくありましたが、そんなときに僕が興奮するのは「レ○○もの」と呼ばれるもの。そう、女性を押さえつけて、無理やりに、というタイプのもの。

友達の半分は、はっきりと「俺、こういうのやだなぁ」と言うし、僕も「かわいそうだよね」などと言っていましたが、実際には一番興奮を覚えていたなぁと思います。

その後、自分でそういうコンテンツを借りたり出来る年齢になって、他人の目を気にしなくて良くなると、そういうジャンルのものばかりを見ている時期がありました。

20代のころ、かな。

実際にそういう風にしてみたい、などとは思っていないのに、なぜか普通にセ○○○するものには感じない興奮を覚えてしまう。

その後、妻とセ○○○のことで揉めるようになり、自分がアダルトチャイルドだと気付いて、抑圧することを止めたあと。

「無理やり」系の映像には全く興奮しなくなりました。逆に、嫌悪感を覚えるように。

同じ男の中で、何が起こったのか。

今振り返ると、「嫌がる相手を無理やり」というシチュエーションに興奮していたのは、自分自身に課していた「抑圧」の影響が大きかったのではないかと思うのです。

自分自身を雁字搦めに縛って抑圧しているので、その抑圧への反動と言うか、怒りと言うか、そういうものが自分よりも弱い立場の女性に向く。しかも、決して実現することの無い「仮想」の世界で。

幸いなことに、僕は現実に行動を起こそうなどと思ったことはなく、その原因になっていた抑圧から脱することで自分の中にある危険な願望を消すことが出来ました。

しかし、世の中には、こういう願望を「実現」しようとしてしまう男もいる。

僕のような、一見害のなさそうな男でも、心の中にこういう面を隠し持っていたりするのですから「この人は大丈夫だろう」などと決めつけずに、注意しながら生きていって欲しい。

そんなことを思います。

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