隣の芝は

僕は今現在を「ネットを通じて情報を得られる」いい時代になった、と思っています。

僕が夫婦のセ○○○の問題で、どん底にいて苦しんでいる頃は、今ほど有用な情報も得られませんでしたが、今では様々な情報に触れることができるから。

しかし、この「色んな情報を得られる」ことが、ひょっとしたら「隣の芝がとっても青く見える」状態を作り出して、より苦しみが大きくなっている方もいるかもしれないな。

そんなことを、感じました。

昔は、夫婦間でのセ○○○の話題なんて、聞きたくても聞けない話題でしたし、よその旦那さんが子育てに協力的なのかどうかなんて、奥さん方の噂のレベルでしか知り得なかった。

でも、今では「ほら、このご主人はこんなに頑張ってるのに」「ここまでやってくれる人だっているのに」と、あっちこっちの庭が見えてしまうので。

何だか、自分だけが損しているような、そんな感覚に苛まれることも多いのかなぁ、、と思います。

セ○○○についてもそう。ネット上では「いいなぁ」「うらやましいなぁ」と感じさせられるような投稿も数多くありますので、「なんでこの人は幸せそうなのに、私は幸せになれないんだろう」みたいに、変に意識させられる場面も多いのかもしれません。

隣の芝を見て、「うちの芝も、同じように青くするにはどうすればいいのか？」と考えることができる人ばかりではありません。

「なんで、うちの芝だけこんな色なの？なんであっちの芝は青いの？」と、ただただ現状を、自分の不幸を嘆いて、よそを羨んで。それで時間を費やしてしまう人も、多いのだと思います。

そんな人にとっては、今の時代は「胸の毒」なのかもしれません。いい時代だ、と言い切れない部分があるかもしれません。

ただ、そうは言っても現実とは向き合わないといけないので。

嘆きたい間、羨みたい間は、しっかり嘆いて、羨んで。

そのうち、「おぉ、こんなことしてる場合じゃない！」と思える日が来るんじゃないかと思うので。