「ぴったりの相手」ではないかもしれない、、けれど。

よりよく生きるために
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以前、記事に書いたことがあるかもしれませんが。

僕たち夫婦は、正直「相性は悪い」二人だと思っています。

そもそも、二人ともが不安定で依存心が強く、依存心が強いくせに、強がりで意固地。僕は自己愛が強いが自分に自信がなく、称賛して欲しいタイプ。でも妻は「私を見て見て!」ってタイプ。自分の主張の方が先に立って、アピールし終わったら人の話はあまり聞いていない。

多分妻に「ぴったり合う」のは、自立していて、「自分」というものを持っていて、妻を手のひらで転がせるようなそんな「大人」な男の人。

僕に「ぴったり合う」のも、同じようなタイプの女性。男を手のひらで転がすような人。

どっちも、「あんたが手のひらで転がしてよ、もう!」って思いながらここまでやってきた。

なんで、そんな二人が一緒になってしまったかと言うと、僕が自分自身のことをきちんと分かっておらず、「クールで冷静な男」みたいなのを演じていたからで、妻からすれば「あれ?思ってたんと違う!」と思っているのかもしれない。

要は「お互い、本来は一緒になるべきではない相手」を選んでしまっているということです。

で問題は、それを知ったところでどうするのか。

そこからは、人によって正解は変わってくると思います。

潔く目の前の相手を諦めて、他に「”存在するかもしれない”もっと相性のいい相手」を探すことにするのか。

それとも、「相性が悪いこと」を受け入れた上で、それでも今の相手とこれからの時間を共に生きていくのか。

今置かれている状況や、子供の存在や、何やらかんやらによっても、選ぶ選択肢は変わってくると思います。

ただ、どっちを選ぶにしろ、そこで考えた方がいいのは、「自分が相手に何を望み、何を欲しがっているのか」という部分を自分自身ではっきりと「分かる」ようになること。

それが出来ていないと、他の人を探しても「また同じようなタイプの人」を選んでしまったり、共に生きていくと決めた場合も「自分はこんなに我慢しているのに!」とどこかで不満を爆発させてしまったり。

いずれにせよ、生き辛い状況が続いてしまうと思うのです。

自分が相手に望んでいるものを知るためには、自分の「気持ち」に向き合うことが大事だと思います。

ここが、分かりにくい部分なのかもしれませんね。「自分の気持ちに向き合うって、どういうことよ?」って。

例えば僕の場合で言うと、妻にアドバイスをしたのに、妻が全然違う選択をしたとする。その時に、僕としては嫌な気持ちになるのですが、そこにもう少し踏み込んで考えてみる。「何が嫌な気分なんだろう?」と。そうすると、「頼って欲しいのに頼ってくれない」とか、「俺の意見など聞く気がない。俺の存在を否定された!」とか、そういう風に感じていたりするのです。そうすると、僕は妻に対して「自分を頼りにして欲しい」という願望を持っていることに気付くことが出来ます。

で、よく考えてみると、実際、妻は僕にかなり「頼っている」んです。でも、それが僕の望むタイミングや望む形ではない、というだけ。それだけなんです。

これを、自分の感情を無視して、いきなり「いや、奥さんはあなたのこと頼ってるじゃない。あなたの思い過ごしよ!」と押さえつけようとすると、結果は同じでも納得感は全く変わってきてしまう。

やはり、あくまで「自分の気持ち」をしっかり感じる方からアプローチしてあげた方が良いのだと思います。

そんな風に感じることが出来るようになると、多少の「相性の悪さ」も、「まぁ、仕方ないか」と考えれる場面が増えてくると思います。「1から10まで」気に食わなかったのが、「2,5,7以外は我慢できるかな」となるかもしれない。

「ぴったりの相手」ではなかったとしても、幸せに生きることはきっとできる。僕はそんな風に思っています。

 

 

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