「他の人ともしてみたかったの!」

「レス」の克服
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ちょっと前に、フラッシュバックについて書いた記事で、妻が僕との結婚直前に浮気をしていたことを書きました。

ちょうど、直前に僕が「妻への不満を書き募った」ブログの存在や、僕が妻に隠れて風俗に行っていたことなどが露見したタイミングで、妻としては墓場まで持っていくつもりだった「過去」を、僕にぶちまけるいい機会だったのかもしれません。

僕を苦しませようと妻が思ったかどうかは分かりませんが、その告白は、僕を打ちのめすのに十分なインパクトがありました。

1回目は飲み会の後、酔っ払ってて気づいたらホテルで裸になってたけど酔いが醒めて最後まではしていない。2回目は自分から誘ってホテルに行ったが、僕のことを思い出して、最後までできなかった。

誰がどう聞いたって、「そんなんあり得んわ。」っていうシチュエーション。妻は酒に強く、記憶を失うことなんてありえない。どう考えても、「酔いに任せて一回してみたら、良かったので結婚を前に最後の思い出にもう一回した。」としか思えない。

相手は妻子持ちの男ですから、当時20代前半の女の子を落とすなんて、赤子の手をひねるようなものだったでしょう。書いていて、段々腹が立ってきた。

でも、それ以上に僕を打ちのめしたのは、この浮気の件で妻を何度か問い詰めたときに妻が発した言葉でした。

「相手は妻子持ちだから、簡単に別れられる訳ではない。叶わない、、、」

叶わないって、じゃぁ、そいつが奥さんと別れるっていったらそいつを選んでいたってこと?

「結婚前にああいうことをしたから、結婚後しようとは思わなかった。だから良かったんだ」

え、これだけ旦那を傷つけておいて、「良かった」はないんじゃないの?

妻が浮気をしたのは、シチュエーションから考えて籍を入れる直前の数か月。妻の中では「結婚後、こんなことをしたらいけない」と考えていたようだが、僕からすれば「結婚が決まってからしてたんなら、入籍前でも同じじゃないか!」。

納得がいかない僕は、この件で何回か妻を問い詰めました。してないってのは嘘で、本当はしてたんやろ?「叶わない、、」って言ってたけど、それってそっちの男の方が好きになってたってことだろ?と。

で、妻が発したセリフがタイトルの「他の人ともしてみたかったの!」だったのです。

おかしな話かもしれませんが、僕はこの一言に救われたと思っています。

もちろん、妻の浮気には未だに腹が立ちます。相手の男への憎しみも消えることはない。

でも、それまでセッ〇スレスの問題に苦しみ、動物行動学の本などを読んでいた僕にとっては「他の人としてみたかった!」という妻の動機は、すんなり腑に落ちるものだったのです。

前にも一度、記事で紹介したことがありますが、人間は男女ともに”本能”の部分では「一人の相手に絞って子づくりをする」という風にプログラムされてはいません。男は「数うちゃ当たる」ですし、女は「より良い相手を探す」とプログラムされている。妻と僕は、お互いが最初の相手でした。「結婚後は浮気してはいけない!」と強力に意識している妻にとっては、結婚前に他の人と経験しないと、一生一人の人しか経験できない!という思いだったのでしょう。

そんな風に考えると、「まぁ、しょうがないな。もうすんなよ。」と諦めがつきました。

人間だって動物ですから、「他の人としてみたい!」という願望は多かれ少なかれあるものです。恐らくほとんどの浮気の動機はそこにあるのだと思います。

そこに、「愛」が「気持ちが」と、どうのこうの言い出すから話がややこしくなる。余計に納得のいかない受け答えになる。そして余計に傷つく。

余計な意味などつける必要はありません。「あれは浮気だった」という場合の動機は、「他の人ともしてみたかった!」で十分です。

 

コメント

  1. みな より:

    こんにちは😊。本日二通目のお便りです。
    あなた様のブログは素晴らしいですね。何でも書いてありますね。書いていない事柄はないみたいです。💮お若いのに(私たち夫婦より随分と)沢山の山あり、谷ありの諸々を経験していらっしゃって、ドラマを見ているようですね。人生経験が豊富で、思索もしっかりとされているから読みたくなるのです。だから、ついつい時間を作っては年月を問わず、気になる題目のブログを拝見しています。はっきりと感じるのは、あなた様のブログと出会って、私の人生が豊かで楽しいものになったということです。とても感謝しております。🥰
    スマホはほとんど触ったことがなかったのですが、年末に風邪気味で横になっていることが多く…ブログの存在を知り、幾つか読み始めました。接点のない人々のそれぞれの人生を知ることには、興味が尽きません。面白いです。年月を経て、熱量が冷めて投稿が少なくなったり…の中で、あなた様のブログは、活力を維持されています。😊お身体を大切にしてぜひ五十代以降ずっとずっとお続け下さいね。🍀知らない相手への勇気のいる返信をしているブログはまだあなた様のブログだけなので、私にとってはとても大切なのです。
    追伸、
    あなた様は喫煙をされていますか?もしそうだとしたら、健康のことを考えると、ぜひ止めて頂きたいと思うのですが…お願いします🙇⤵️。なんだか、変な結びになってしまいました。😅実は、他愛ない質問が次から次へと…涌き起こるので送ると思いますが、気になさらないで下さい。忘れないうちに送っておくといった程のものです。どうしてもというものは何度も質問してしまうでしょうから。無返答OKです。私自身が、気分や内容精査、差出人…から平気で無視したり、捨て置くことができる人間なので、そうする時があることを不快に思うことはないですから。
    そういえば、1つの投稿に対して、返信数はどれ程あるものですか?誠実なあなた様のことですから、返信内容や返答を考えることに気疲れされませんように。😊

  2. みな より:

    こんにちは。本日二通目です。本当はさっき送ろうとした長文が消えてなくなってしまいました。私はこういう機器?📱とか💻️の類いの扱いもわかりませんし、苦手で、相性も悪く(扱いが下手で狂ったり壊してしまう)嫌になってしまいます。結構たくさん書きましたが…残念です。
    書いた内容は、あなた様のブログは、お若いのに人生経験や思索が豊富で、大抵の人生テーマは網羅されており、故に私の人生を豊かにして下さっている。感謝しています。投稿数が一時の熱が冷めるとなくなるブログもある中で、活力を維持されており、ぜひ五十代以降も続けて頂きたいです。
    健康に気をつけて下さい。もし、あなた様が喫煙されているなら、ぜひとも禁煙をなさって下さい。🙇

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