親と同じような家庭にはならないよ。

「レス」の克服
スポンサーリンク

結婚生活を送っていく中で、相手が自分と違う考え方や価値観を持って行動すると、「なんでそんな風にするんだ!?」とついつい相手を責めて自分に合わせさせようとしてしまうことがあると思います。箸の上げ下ろしではないですが、食事の作法といった細かいところから、お金に対する考え方、子供の教育方法、セッ〇スの頻度、親への対し方etc…挙げ始めたらきりがないというくらい、二人の間でズレる要素はたくさんありますね。

僕の両親は、二人とも九州生まれの九州育ち、特に母方のルーツは昔から男尊女卑の傾向の強かった熊本でしたから、「妻は夫の後ろをついていくもの」といった価値観を刷り込まれた夫婦です。父は「俺についてこい!」みたいなタイプではありませんでしたが、夫婦で意見が分かれたときに、父が「こうだ」と言ったら、母は最終的には従う。そんな雰囲気がありました。

そんな夫婦の元で育った僕ですから、今も心のどこかに「夫の決断に妻は従うべき」みたいな感覚がきっとあるのだと思います。

一方、妻は「かかあ天下」な気質の伊予育ち。この地域は男は温厚でまじめ、女は自由闊達で亭主を尻に敷く地域性。そんな地域性を反映してか、妻はディベートが得意で言いたいことは言わないと気が済まないタイプ。

基本的に、結婚相手としての相性は良くない二人だと思います。

以前、夫婦の間の空気がおかしかった頃は、いつも「二人の間のズレ」を気にして、「俺に合わせるべきだろう」とイライラしていました。しかし、妻の性格を考えれば、そんなことは最初から無理な注文なんだと思います。

無意識のうちに、両親の夫婦関係を「理想像」だと思って、それに合わせようともがいていたのかもしれません。

その「理想像」が、自分を、そして妻を苦しめていたのかもしれません。

自分の中にある「こうあるべき」という理想像を手放すことって、手放す前は勇気が要りますけど、いざ手放してみると「なんであんなことに拘っていたんだろう」と思わされます。

もちろん、完全に思い出さない、という訳ではないですけどね。

もし、「こうすべきなのに、相手が言うことを聞いてくれない!」ってイライラしたり、相手に当たってしまっているとしたら。その「理想像」ってどうして自分にとって「理想」なのかなぁと考えてみるのも一つかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました