【レス、克服への道】居心地悪かっただろうなぁ。

「レス」の克服
スポンサーリンク

レスのことで揉める以前から、僕は「親から刷り込まれた」夫婦の理想像と、実際の妻との関係とのズレに、不満を貯めこんでいました。

「夫が仕事に行くときには、妻は起きて見送るべき」「外では夫のことを立てるべき」「食べ物は、無駄にしない」etc,,,。日々、不満に思いつつも、その頃は子供もまだおらず、経済的にも、精神的にも余裕があったため、それを本人にぶつけることなく過ごしていました。

地元に帰るためにUターン転職して収入が下がり、新しい仕事、新しい環境の中で、常に営業成績に終われるプレッシャー。一方の妻は、初めての妊娠出産、頼る人のいない中での子育て。二人ともが全く余裕を無くした状態で、段々と二人の仲がおかしくなり始めました。

その頃から、以前は我慢できていた「妻への不満」が、段々我慢できなくなっていきました。

朝、起きてこないことに怒り、ため息をつきながら出社する。人の話を平気で遮ることにイライラ。ゴミを捨てるたびに、食べきれずに捨てる食品ロスにイライラ、、、。

その後、レスの問題で二人の仲は決定的に悪くなり、僕はいつも妻のことを心の中で否定するようになりました。そして、比例するように妻も僕に対して否定的になっていきました。

お互いが、お互いを否定しあう、嫌な空気。僕は妻が家事をしていないことにため息をつき、妻は僕がやった家事にダメを出す。お互いがお互いの行動、言動に勝手にマイナスの意味をつけて、「あいつは俺をバカにしている」「あの人は私を見下している」。こんな関係では、上手くいくはずもない。

その後、僕は仕事の面で追い込まれ、突発的に仕事を止めてしまいます。夫婦の間は、ここで修羅場を迎えました。

その後、これまで記事で書いてきたとおり、自分自身を見つめなおして、自分の心のあり様を整え、今に至るわけですが。

今、振り返ってみれば、僕との結婚生活って、妻にとっては居心地が悪かっただろうなぁと思います。パートナーが、いつも自分に対して不満を持っている。ただ、口に出さないってだけで。これは想像以上に居心地の悪いことだったはずです。

パートナーが自分に対して不満を持っているかどうかは、一緒に暮らしていれば言わなくても何となく伝わるもの。実際、夫婦喧嘩の際に妻からよく「あなたは何をしても私のことを認めてくれないじゃない」と言われていました。その頃の僕は、妻が家事をしてくれたことに「ありがとう」と言うように心がけていたので、「どこが認めてないんだ!感謝してくれないのはお前だろ!」と腹を立てていました。でも、心の中で「不満だ」と思っていることに、妻はいつも苦しんでいたのかな、と思います。

自分で自分を幸せにする。そのために行動するようになって、妻の行動・言動に「勝手な意味づけ」をしなくなったことで、恐らく妻の側も「いつも不満に思われている」という居心地の悪さから解放されたのでしょう。「手が荒れるから」と外しがちだった結婚指輪もほとんど外さなくなり、話をするときの位置も離れて座っていたのが、隣に座るように。子供に怒った後でも、僕には笑顔を向けるようになりました。

結局、妻の「居心地」を悪くさせていたのは、僕自身でした。自分の「居心地」を悪くする相手を大事にすることなんて、できません。僕は、自分自身で首を絞めていたのだなぁと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました