【レス、克服への道】無理に「許す」必要はない。「許される」必要もない。

「レス」の克服
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レスの問題について考える時、ついて回るのが「浮気」の話です。

パートナーが「させてくれない」「してくれない」のだから、他の人とするしかない。

私が拒んでいたのだから、浮気されても仕方ない。

どちらも「考えようによっては正しい」し、「考えようによっては間違っている」。

正しいか正しくないかは個人個人の価値観によって変わるでしょう。「あの人がこう言っていたから」「一般的にはこうだから」と、他の人の価値観に縋りたくなるのは分かります。分かりますが、それに意味などありません。

実際に浮気をされたとき、うまくやっていくためには「相手を許してあげないと」と思ってしまいがちです。で、フラッシュバックに苦しんだり、浮気のことを思い出してモヤモヤしたりすると、「まだ相手のことを許せないなんて」「もう考えたくないのに」と、そのことを考えてしまう自分を責めてしまいがちです。

でも。

浮気された傷って、そんなに簡単には癒えません。ちょっとしたことで思い出すし、モヤモヤしてしまうものです。

「そのくらい、許してあげなさいよ」といくら周りが言おうとも、あなたが許せなければ仕方がない。

パートナーとうまくやっていくために、浮気した相手のことを「許さないといけない」必要はありません。

無理に許す必要はありません。許せなければ、許さなければいい。

無理に許す必要はありません。許せなければ、許さなければいい。

ただ、相手にその怒りをそのままぶつけなければいい。それだけです。

そして、「許せない」と考える自分を、許してあげることです。

「つらかったね。腹が立つよね。仕方ないよ」と、自分の苛立ちを、モヤモヤする気持ちを許してあげる。

そうして過ごしていくうちに、少しずつ「許せない」気持ちも薄らいでいきます。

あまり妻のことを悪く言いたくはないのですが、妻は僕との結婚直前に浮気をしていました。

僕達夫婦の一番の修羅場。僕のブログがばれ、僕の風俗行きの過去がばれ、そして妻も浮気をしていたことが分かったとき。

もう十数年前の、一回だけの過ち。ましてや僕も色々しでかした後。妻のことを許せないと言う気持ちと、そこに拘るべきではない、という気持ちとで煩悶し、苦しみました。「自分も色々やらかしているのだから、言う権利はない」とか、「お互い様で良かったんじゃないか」と無理やりプラスに考えようとしたり。

でもね。許せなくて当然なんですよ。それを無理に「許さなきゃ許さなきゃ」と自分の感情に蓋をしようとするから、蓋をされまいと自分の感情が抵抗するわけです。

当時住んでいた地域の話題が出るだけでイライラする。その頃の写真を見るとモヤモヤする。ドラマのワンシーンを見ると消したくなる。etc…

許したくなければ、許さなければいい。浮気されたんだ、腹が立つのは仕方がないこと。

そうやって、自分がイライラしたりモヤモヤするのを許してあげたら、段々その頻度は収まってきました。

許せないのなら、許す必要はありません。

「許されよう」とする必要もない。

逆に、僕の風俗行きの過去や、ブログに不満を書き立てていたことについて、僕は妻に許されたい、と思っていました。だから、その修羅場が過ぎた後、妻がそのことに触れてきたりすると、「あの時ちゃんと謝っただろ!」と苛立ったりしていました。

でも、自分が妻の浮気を許せないのと同じように、妻も僕の所業を「許せない」のだと思います。それは、仕方がないこと。

今はそんな風に考えています。(もちろん、反省はしていますけどね。)

妻が僕を許せないのは仕方がない、と受け入れるようになってからは、言われたときに素直に謝ることが出来るようになりました。そうすると、妻から責められることも減りました。

怒りを相手にぶつけても、何とかしてもらえる訳ではないから

「許せない!」という怒りを相手にぶつけたい!という気持ちは本当に良く分かります。でも、その気持ちの裏にあるもの。それは「自分のこの嫌な気持ちを分かって欲しい。何とかして欲しい!」という気持ちです。でも、相手にいくら謝られたって「嫌な気持ち」の原因が去っていく訳ではありません。

自分の気持ちのあり様を、他者に依存することは結果として「気持ちの不安定さ」を招きます。期待したようにならなければより嫌な気分になるし、不安になる。

「嫌な気持ち」が湧いてきたならば、「嫌な気持ちがするんだね」とその気持ちを受け入れる。そんな風に思っちゃう自分を認める。そうすれば、相手にぶつけたくなる気持ちは少しは収まるはずです。

でも、どうしても誰かに聞いて欲しい場合には、それも仕方ないでしょう。でもなるべく、感情的にならないようにして下さいね。

もし、このブログのコメント欄に書きなぐってスッキリするのであれば、どうぞご利用下さい。

 

 

 

 

 

コメント

  1. 景子 より:

    初めまして。アメブロからこちらのブログにたどり着きました。
    私はいま入籍して5ヶ月です。すでにレス傾向で(私が拒否されています。)、3度ほど大喧嘩になりました。
    年齢的なことからも早めの妊娠を望んでおりますが、夫にその気があるのかないのか…。聞けば「欲しいと思ってる」と答えますけど行為は伴わず。段々と私も疲れてきて、行為をできたとしても、その後すごく惨めな気持ちになり後悔してしまうんですよね。
    プレッシャーをかけてはいけないと理解していても、そのうち女として見られなくなるのではないかという恐怖があり寂しくなります。
    こちらのブログを読んでいると少しその恐怖心が薄れてきました。これからも応援しています。

    • sorairo より:

      景子さん、初めまして。コメントありがとうございます。

      新婚でのレス傾向とのこと、妊娠・出産との問題があるので、
      余計しんどいですね。
      プレッシャーをかけるべきではない、と理解されているとのこと、
      偉いなぁと思います。ついつい感情が先だってしまいがちなところです。

      レスされているからと言って「ご主人から女に見られていない」訳ではありませんし、
      「女としての魅力」とか、そう言ったことはレスとは全く関係ないことが多いので、
      自分のせいだと考えるのだけは止めて下さいね。

      景子さんご夫婦に穏やかな幸せな日が訪れることを心より祈っております。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. まな より:

    こんにちは(^^)
    私もアメブロからたどり着きました。
    まさに今このような状態です。浮気された事を夫は謝ったと言いますが、受け取り下手な私は謝りが足りない、と日々もがいています。毎日何もする気力が湧かず、夫と楽しく会話なんて出来ないのに、2人で出掛ける約束をしてしまい、その事を考えると不安しかありません。ほかの方とは楽しく話せるのに、夫とだけは何を話したらいいのかさっぱり分からないのです。緊張して固まってしまいます。

    あっ、浮気されてしてしまった原因が自分にあるのは理解はしているんですけど!相手を悪者にするのが楽でなかなか今の状態から抜け出せません。

    しかも!自分を否定しまくり、自分を受け入れられず、カウンセリングの先生が言っていた言葉は意味も上手く受け取れずに、、何で私はこんなに駄目なんだろうとくよくよしがちです。こんなんでは離婚目前だというのは分かっているのにやめられなくて(^^;

    はぁー、とため息漏れまくりですが(笑)
    このブログを読んでお勉強させてもらいますね。今日は笑顔で夫を出迎えられますように。

    • sorairo より:

      まなさん、こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
      ご主人が浮気ですか。それはつらかったですね。
      まず一つお伝えしたいのは、浮気の原因はまなさんにあるのではなく、
      ご主人が「浮気してみたかった」だけの話です。ご主人の心の話。
      まなさんが「私に原因がある!」と考える必要はないんです。
      それだけは、まず理解しておいた方がいいと思いますよ。

      ご主人の謝罪を受け取れないのも、カウンセラーさんの言葉を受け取れないのも、
      まなさんが、今はそれらを受け取れる心の状態ではないからじゃないかなぁと思います。だから、「駄目だ」と思う必要もありません。

      まずは自分自身ともっと向き合ってみましょう。
      それが今、必要なことなんじゃないかな。そんな風に感じました。

      また、コメントしますね。

      • まな より:

        こんにちは(^^)
        返信ありがとうございます。
        優しいお言葉身にしみます。

        昨日こちらでご紹介されていたブログなども見て、本当に色々と考えさせられました。私、自分と向き合った事ないと思います。自分の心の隙間は相手が満たすものだと決め付けていました。
        自分で満たして幸せを感じないといけないのに。相手が自分の思い通りにならないからイライラしっぱなしのここ数年です。少し今後についてゆっくり考えて、自分の為に時間を使いたいと思います。

        すなおさんのブログ、時間のある限り読んでいたのですが、一気に読み過ぎて内容が抜けてしまいそうです(^^;またゆっくり読ませても頂きますね!

        あっ、コメント頂けて嬉しいですが、ご無理なさらないで下さいね。

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