【レス、克服への道】パートナーの「性の価値観」を知ること

「レス」の克服
スポンサーリンク

レスになっているかどうかに関わらず、夫婦の間でお互いの「性」に対する価値観について率直に話をできる夫婦は、実は少ないのではないかと思う。実際には自分自身の性に対しての価値観ですら、はっきりと分からない方も多いのではないだろうか。最近はネットなどで性にまつわる情報を知る機会も増えたが、それでも「性の話をするのは恥ずかしいこと」という風潮は根強くあると思う。

性に対する価値観は、親からの影響が大きい

この問題について色々と調べるようになって驚いたのが、性に対する価値観への「親からの刷り込み」の強さだ。男女を問わず、親が、特に母親が「性のこと」をどのように考えていたかによって、その人の潜在意識の中にある「性への価値観」が大きく異なる。そして、それは少なからず夫婦の「性のあり方」にも影響を及ぼすのだ。

男性にしろ女性にしろ、母親が性のことに「ネガティブ」だと、子供も性に対してマイナスの価値観を持つ傾向にあるようだ。例えば男性であれば、思春期に自慰行為を見咎められて激しく怒られたり、嘆かれたりした経験が、「性的なことをするのはいけない事なんだ」という刷り込みになっていたり、女性であれば化粧をしたりおめかしした時に「色気づいて!」などと否定されることで「女性らしくしてはダメなんだ」と刷り込まれていたり。程度の大きさに違いがあれど、「性のこと」に関して僕たちは多分に親からの影響を受けている。

一方で、性的なことに対する執着が強い場合も親からの影響が大きいようだ。僕自身の例で言えば、親に甘えられない、子供らしさを押し殺した反動が性行為への執着として表れていた。他にも親からの性的なことへの強い規制の反動や母親との確執が、性行為への依存を招いたりもする。

僕たちの「性の価値観」は、実は親の影響下にあるのだ。

価値観を変えることは難しい。だが「知る」ことはできる。

「性の価値観」は無意識のうちに刷り込まれているので、自身が自覚できない限り、それを変えることは難しい。夫側が「行為」に消極的な場合、母親からの「(家族になった)女性に性的興奮を覚えるなんてダメ!」という刷り込みがあったりするのだが、傍から見ればどんなにそれが「おかしな思い込み」だとしても、それを変えるには本人がそれを「変えたい」と自覚しなければ難しい。

本人に自覚がないのに、それを無理に変えようと妻が泣いて訴えたりすれば「俺は正しいことをしているはずなのに妻を苦しめている」と混乱し、逆切れしたり、妻のことを傷つけてでも「自身の正当性」を主張したりする。妻に向かって「お前はそれしか考えてないのか!」などと暴言を吐いたりする背景には、このような「本人は正しいと思っている性の価値観」があったりする。

相手の性に対する価値観を知った上で付き合っていくのと、そうでないのとではあなたにかかるストレスの度合いは違ってくるはずだ。

変えることが難しいから諦めるべきなのか?

パートナーが性的なことに消極的な価値観を持っている場合、それを急に変えることは難しい。だが、急激に変えようとすれば無理があるが、長い目で見て働きかけを続ければ変わる可能性がある。だから今、相手の価値観がそうだからと言ってもう「このまま枯れるんだわ」なんて思い詰める必要はない。パートナーの価値観がそうでも、あなたの価値観は違う。相手に合わせてそこを諦める必要はない。

ただ、相手の潜在的な「性に対する価値観」を知ることで、あなたは自分自身を責める必要がないことに気が付くかもしれない。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました