気持よくなるためには、力も速さも必要ない

アダルトビデオは、男が見て「興奮」するために作られているので、あの通りにしても、男女ともに「気持ちよく」はなりません。

アダルトビデオの中では、男がとにかく激しく打ち付けるように早く腰を振って、それで二人とも気持ちよくなっているような「演技」をしていますが、実際にやってみたらわかる通り、これは男にとってはしんどいだけ。女にとっては痛いだけ。

挿入だけではありません。指での刺激でも、敏感な女性の性器をゴシゴシ擦るような愛撫では、気持ちよくなる前に痛みを感じたりしてしまう。

もっと柔らかく。もっとゆっくりでいい。「もっと速く～」と女性が思わず言ってしまうくらい、もどかしく優しいタッチで。もっと、ゆっくりとお互いの”もの”が触れ合う感触を味わう余裕のある速さで。

そうすれば、きっと男の側も「射精」に拘らないセックスの楽しさ、気持ちよさに気付くことができる。

そんな風に思います。