「理由」を追うことに、意味など無い。

「レス」の克服
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セックスレスのことで苦しんでいると、どうしても「相手はなぜ、セックスをしたくないのだろう」という「理由」を知りたくなる衝動に駆られることがあると思います。

「なぜ?」を知りたくなること自体は、仕方がないことです。

納得のいかない状況が目の前にあって、その原因は何なのか。知りたくなるのは、人として当然の心理ですから。

しかし、それを相手に「なんでなの?」と問うことは、あまりお勧めしません。

なぜなら、相手も「なぜセックスしたくないのか」の答えを、分かっていないケースがほとんどだから。

あなたを満足させる答えは、返ってはきません。

逆に、あなたを悲しませたり、苦しませたりする答えが返ってくることの方が、多いです。

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前にも、記事に書いたことがありますが、僕の妻の「セックスしたくない理由」は、その時々でどんどん変化していきました。

メディアで「ゴールポストを動かす」などと言う表現が使われていましたが、まさにその状態。妻はゴールポストを担いでフィールドを逃げ回る。どれだけ追いかけても、ゴール出来ない。一時期は、その状態に腹を立てていました。

最近では、ゴール自体を追いかけなくなった。つまり「理由は彼女の中にあるのだから、こっちが何をしても、無駄だ」と諦めて、理由を追い求めなくなった。

妻がゴールを動かしていたのは、動かすつもりではなく、彼女自身が「なぜセックスを避けたくなるのか」の正確な理由を理解できていなかったから。

僕ら夫婦は、セックスの問題に関しては相当な時間を費やして話し合いをしてきましたが、それでもそんなものです。

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「なぜ、セックスしたくないのか」という問いは「拒否する側」にとっては、一番聞かれたくない質問なんじゃないかな、と思います。自分でもよく分からないことを、愛する人に問い詰められる。これほど苦しい瞬間はないかもしれません。

だから、自分を守るために相手のせいにもしてしまう。男性だと、黙ってしまったり。「またその話?」と嫌そうな顔をしたり。

繰り返しになりますが、「なぜ?」と思うな、ということではありません。「なぜ?」の答えは、このブログにも、他のカウンセラーさんのブログにも色々と答えが書いてある。

もどかしいとは思いますが、「なぜ?」で相手を問い詰めることは、止めた方がいいと思います。

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