「あなたは、自分に甘いだけ」

真面目な”性”の話
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今から、7~8年ほど前。僕たち夫婦がセックスのことで一番揉めていた頃。

僕は、ヤフーブログで毎日のように妻への不満、悪口、セックス出来ないことへの苛立ちetc…を吐き出していました。

当時、タイガーウッズ選手の復帰によって、彼がそれ以前に「セックス依存症」であったことが話題になっていましたが、それを踏まえてか、妻から言われたことがありました。「そんなにセックスに拘るのって、どこかおかしいじゃないの!?」みたいに。(今考えれば、あいつ酷いこと言ってやがるな(苦笑)。)

当時の僕は、当然のごとく滅茶苦茶腹を立てました。「うるせぇ、お前に何がわかる!」。でも、心のどこかで「俺、性依存症かもしれない」という思いもありました。「依存症であれば、治療が必要なのかもしれない。何より、俺がおかしいのかも。。。」などとも考えていました。

で、そういう内容で記事を書いたところ。こんなコメントが寄せられました。

「あなたは、病気ではありません。ただ単に病気だということにして、逃げようとしているだけ。あなたはおかしい。みんな我慢しているのに、あなたは我慢ができないだけ。自分に甘いだけ」というもの。

今考えると、「ほぉ、凄いこと言ってるなぁ」と感心します。

今思えば、言った人もセックスのことで苦しんでいたのかもしれませんね。「拒否する」側の人として、セックスを求めてくる相手に、言いたいことを言えない苦しい状況だったのかもしれません。

もしくは、パートナーに浮気をされて、「依存症だからしょうがないんだ」と言われ、憤怒やり方ない気持ちだったのかもしれません。

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性のことを冷静に考えることが出来るようになった今、当時の自分を考えてみれば、この寄せられたコメントも、ある意味正しいのかもしれないな、と思います。当時の僕は、断じて病気などではない。ただ、駄々をこねていただけ、と言えばそうかもしれない。

ただ、この方の言うように「みんなは我慢している。でもあなたは我慢できないだけ。自分に甘いだけ」という指摘については、「ただ単に自分に甘い、というだけでもないんだよ」と伝えたい。

何だか急に、このコメントのことを思い出したので。

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