「空気」に、何か書いてあるわけではないから。

”アダルトチャイルド”について
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「凪のお暇」というドラマが始まったようで、気になったので原作の1巻を読んでみました。

あぁ、こんな風に自分に無理をして、「周りの空気を読んで」自分を苦しめて生きている人って、きっと世の中に沢山いるんだろうなぁと思いました。

「KY」という言葉が流行語としてノミネートされたのが、2007年。そのときは「空気を読めない」人を揶揄する言葉だったのが、その後「空気を読める」人を称賛するような流れも出てきて、最近は「空気を読まない」ことを勧める流れに変わってきている。人間の世の中の移り変わりのおかしさを面白いとも思うし、そんな移ろうものに翻弄されることのおかしさ・哀しさも感じます。

これを言っちゃぁおしまい、なのかもしれないけれど、結局「バランス」が一番大事なんでしょうね。

この物語の主人公のように、自分の主張を閉じ込めて、必死になって周りに合わせていても、結局は身体と心が壊れてしまう。

過呼吸になって倒れて、逃げ出せたからこの子の場合はまだいい。

自分で自分を押さえつけていることに気が付かず、それによって感じる不満をパートナーや子供にぶつけて、大事な人間関係を壊してしまうことって、想像以上に多いと思います。

そしてこれは、拒否する側がセ○○○レスで苦しむ要因の一つでもあります。

僕もつい数年前まで、周りの目を物凄く気にして生きてきたのですが、自分がアダルトチャイルドだと気づいた今、心底感じること。それは、

「自分が思うほど、周りは自分のことを見ている訳ではない」ということ。

そして、「自分が思うほど、周りは自分に対して何も思っていない」ということ。

「こんな風にしたら、変な奴って思われるかも!」って思ってしまいますが、実際に周りの人は何とも思っていないもんです。

体感的には、自分の思っている1/10以下じゃないかな?

とはいえ、いきなり「リセット!」とはいきません。少しずつ、自分を出せる場面を拡げていけばいい。

このドラマで、沢山の方が変わる勇気を持てればいいなぁ。そんな風に思います。

 

 

 

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