20年。。。

夫婦のお話
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担当している現場の作業が、昨日でほぼ終了しました。

あとは出来形検測の測量や、発注者からの検査のための準備をしていくことになります。

しばらくは遅かった帰りも、少し早めに上がれるようになり、子供と一緒に食事をとれる時間には帰れる日が多くなってきました。

逆に妻は、仕事がトラブル続き。妻の仕事が、というより、勤務先の他の拠点で大きなトラブルが発生し、巻き込まれているというのが正しい表現ですが。今週に入ってからは、一旦帰宅して食事の準備をし、僕が帰ってきたら入れ替わりで再び職場へ、というハードなことをしていました。

昨日は、もう職場に戻る気力もない、と食事をとってからすぐにこたつで丸くなって寝てました。その間、僕は食器を洗い、子供の布団を温めるための湯たんぽを準備し、、と。

”湯たんぽ”ぐらいのことでも、キャッキャと楽しそうにしてくれる子供たちの相手をしていると、「俺、まるでお母さんやなぁ。。。」

こんな風に子供に接してくれる奥さんが良かったのになぁ。。。

そんなことを思いつつ、片付物も終わって子供も寝付かせて、リビングに戻り、まじまじと妻の寝顔を見てました。

あぁ、この人、綺麗になったな。「大人の女」になったな。

ふと、そんなことを思いました。

出会ったのが、僕が21歳で妻はまだ18歳のころ。もう、21年もの歳月が経ちました。

お互い、まだ何にも知らない子供だった。そこから一緒に歳を重ねてきた。途中色々なことがあったけれども、一緒に大人になってきた、という「歴史」は変わらない。

来年43歳になる自分にとっては、これまで生きてきた人生の半分以上をこの人と生きてきたことになります。

いい時もあったし、悪い時もあった。もう、なんども別れるのどうのこうの言うような喧嘩もしてきた。

今でも、このままこの人と一緒にいることが、自分の幸せにつながるのだろうかと考えさせられることもある。

自分が思い描いていた「理想の奥さん」ではない。いやむしろ、その反対のことばかりと言っても過言ではない。「生まれ変わっても、また一緒に?」と問われると、え~、別の人がいい、、などと思ってしまうけれど。。。

まぁそれでも、こうして無警戒で無防備な寝顔を見ていると、まぁ、、、これはこれで良いのではないだろうか、と感じます。

「化粧落として、布団で寝んと。風邪ひくで」

起きないとは分かっていても、一応声をかける。

前は、「化粧落とさないと肌に悪いのに!」「お風呂に入って寝んと、風邪ひきやすくなるのに!」etc,etc,,,, いちいちイライラしてたなぁ。

相手のため、と言いながら、全部自分のため。「老けて欲しくない」「風邪ひいて欲しくない」「太って欲しくない」、、、それ全部、自分が嫌だから。

今は、声だけかけてほったらかし。本人がやる気にならないのに、言ってもしょうがない。

20年という刻をかけて、ようやく落ち着くところに落ち着きつつある。

そんなことを感じたひと時でした。

 

 

コメント

  1. のりこ より:

    おはようございます

    今日のブログ、とってもいい文章でした。
    読んでいるだけで、幸せな気持ちになりました。

    色々、本当に色々あったけど、それらがあって今がある
    で、今、奥さんの寝顔をみて、お化粧だってきっともう崩れて決してキレイな顔じゃないはずなのに、そんな寝顔をみて、綺麗になったな、なんて思える
    それって、幸せですよね
    そういうのが幸せなんだと思います

    今日は朝から心があったかくなるブログ、ありがとうございます。
    それを伝えたくてメッセージしました

    さて、お仕事行ってきまーす\(^-^)/

    • すなお より:

      のりこさん、おはようございます。
      ありがとうございます。

      お仕事頑張って下さいね~。

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