”アダルトチャイルド”だと気付いたならば

よりよく生きるために
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これまで記事中で”アダルトチルドレン”と表現してきましたが、これは複数形、つまりそういった傾向を示す人たち、という示し方なので個人に対しては”アダルトチャイルド”の方が正しいのではないかな、と思ったので、今後はそうしたいと思います。

何かしらの理由で、子供の頃に自分の感情を抑えたまま成長してきた”アダルトチャイルド”に、自分が当てはまるのではないか、と気付く方が読者の方々の中にもいらっしゃいます。

記事を読む中で、「私にも当てはまるかも」と感じたり、コメントのやり取りの中で自覚されたり。

子供のころ、親がこんなで、私は自分の気持ちを押し殺していた。

だから今こうなんだ。だからパートナーのこういう態度に不安になるんだ。

そんな風にこれまで気付かなかった「自分の感情が生まれる原因」に気付くことで、これまでの悩みから解放され、自分自身を取り戻していく。そんな風になっていく方もおられます。

皆がそうであれば良いのですが、実際にはなかなかそうはいかない方もいらっしゃいます。

折角自分が”アダルトチャイルド”なのかも、と気付いたとしても、なかなかその「感情の縛り」から解放されない。どうすれば良いのか。やり取りをしていて悩ましい問題です。

僕がちゃんとした心理カウンセラーであれば、そのあたりをうまく示してあげれるのでしょうが、僕はただのサラリーマン。このあたりに限界があるのかもしれません。

経験談しか語れないので自分の経験を語らせていただくと、僕が”アダルトチャイルド”かもしれない、ということに気付いた時にまずしたことは、子供の頃に自分が抑え込んでいた感情を一つ一つ、探し出して(思い出して)その気持ちと向き合って、その気持ちを認める、ということをしました。

以前、記事にも書いたのですが、僕の両親は苦労しながら僕達子供を最優先に育ててくれた「立派な両親」です。ですので、僕は両親に対して不満を感じるなんていけないことだ!と思って自分の感情を押し込めて「良い子」を演じていました。まずはそこに向き合いました。父に嫌われるのが怖くて、「子供らしい振る舞い」が出来なかったこと。その気持ちをきちんと認めること。その過程で、自分がやりたくても我慢してきたことを始めてみました。その中には、続くものも、一回きりで満足するものもありましたが。

アダルトチャイルドかも、と気付いて最初のころは、実に色んな場面で「あぁ、これ我慢してたんだ」と思わされました。そんな感情が出てくるたびに、きちんとその感情に向き合って「あぁ、我慢してたんだね。辛かったね」と認めてあげる。その繰り返し。

できればその間は、パートナーとの感情は切り離して考えた方が良いと思います。自分自身の子供のころの辛かったことと、パートナーにされて嫌だったこと。一緒に考えてしまうと、混乱していくばかりなので。

パートナーとの問題を解決しよう!という気持ちが先だってしまうと、自分自身の気持ちときちんと向き合うことが難しくなります。パートナーとの関係は、自分自身が癒えたあと。まずは自分の子供の頃に我慢していたことに、きちんと向き合うのが大事かな、と思います。

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