子供が大きくなってくるに従って、「父親」の果たすべき役割について考えさせられることが増えてきました。
レスのことで妻と衝突してばかりいた頃、僕は自分が「アダルトチャイルド」だと気づかずに生きていたので、正直言って「父親の役割って何だろう」というところまで考える余裕がありませんでした。
自分のことが分かって初めて、父親として自分が果たすべき役割にまで意識が向くようになった、というべきか。
離婚のことを考えていたとき、父親の役割って突き詰めれば「食わせること」だよなぁ、、、と思っていました。特に、僕の収入に家計収入の7割近くを頼っている我が家では、そこの部分が一番大きい。
よく、奥さんからの拒否で悩んでいる男性から聞こえてくるのは、「俺はATMかよ!」という嘆きの声。「もはや、経済的に家族を支えることしか要求されていない」という雰囲気を察して、そのような嘆きが出てくるのですが。
でも、子供から見れば、父親が果たす役割ってそれ以外にも結構ある。
まずはそこに思いを馳せるようになれれば、自分の存在価値というものにもう少し気付けるのかもしれません。
最近よく思うのは、子供たちにとって僕が「大人の男」のモデル像になるのだなぁ、ということ。
女の子にとっては、男性という生き物に対する意識を左右する存在であるのかもしれません。男に対してプラスの意識を持つか、マイナスの意識を持つか、という風に考えれば、割と責任があるのかもしれない。
男の子にとっては、自分自身がどう生きていくのかを考える上での「参考例」になるのでしょう。ここでも、その後の生き方を左右するという意味では、責任が重いですね。
前にも記事に書いたかもしれませんが、僕はなるべく子供たちに「異性との付き合い」「お金を持つこと、使うこと、貯めること」についてはポジティブな考えを持たせたいと思っていて、機会があるごとにそういう話をしています。
全ての面で良い父親ではないのかもしれませんが、反抗期に入る前までに、伝えたいことは伝えておこう。そんな風に思います。
そして、そんな風に考えれば、「俺一人、別の道を」とは考えにくいのではないかなぁ、、と思います。
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