「アフターピル」についての報道を見て

真面目な”性”の話
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さて、乗り込んだ単身赴任先での食事の準備は自分の担当なので、毎日夕方、居間兼仕事場にある台所で「賄いのおじさん」よろしく食事の準備をしているのですが、、、。

テレビの夕方の報道番組で「アフターピルを入手しやすくなるかもしれない」みたいなことを報じておりました。

番組の中で、女性キャスターはアフターピルの入手が容易になることによるメリットとデメリットを説明していましたが、最後にキャスターが真面目な顔で「性教育について、より一層の内容の拡充が求められると思います」と言ってました。

・・・・・。ちょっと感じる違和感。

最近の学校での性教育は、かなり踏み込んだ教育がなされていて、今小学校4年生の下の子ですら、「子供は男の人と女の人の性行為し、妊娠することで生まれる」ということを「学校で習った」と言ってのけます。「だって、学校の保険の授業で習ったよ」と。

男女の身体の違い、どうしたら子供が出来るのか、etc,,,学校でできる性教育はもう飽和状態だと思う。

このキャスターさんは「家庭での性教育」を言いたかったのか?しかし「内容の拡充」ってどういうことを言いたかったんだ?もっと避妊について教えろと???

違うと思うんだよねぇ。。なんだか「理科で動物の身体の仕組み」を教えるかのように、「性教育=避妊方法とその重要性を説くこと」みたいな感じで子供に性を教えるから、この国では自分の「性」も、人の「性」も、大事に出来ない人が増えてるんだと思う。

子供たちに伝えるべきは「性のこと、男女間のセックスというのは、とても素敵なこと。大事なこと。」という「性の喜び」の部分じゃないかなぁ、と思うんです。

今この国で「性生活に満足」している人は、本当にほんの少数じゃないかなぁ、と思います。いつも書くけれど「性のこと、セックスのことは、恥ずかしいこと、悪いこと、隠すべきこと」という考えが蔓延していて「性教育」が「性を遠ざける」ための教育になってしまっている。これではいつまでも「幸せな性生活」を生きることが出来る人を増やすことはできないもの。

男が女を、女が男を好きになり、その相手と結ばれたいと考えること。それはとても素晴らしくて、大事なこと。子供たちはその素敵なことの結晶なんだ、と教えること。それって、とても大事なことなんじゃないだろうか。

美しい女性キャスターがさらっと言った「内容の拡充」について、考えてみました。

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