この映画、レンタル屋さんに行くたびに、気にはなっていたのですが。
「妻が寝たふりをして、夫を避ける話」なのかなぁ、、、と勝手に想像して、なかなか借りずにいました。
内容的には、ほっこりくる「ラブコメディ」ですし、ハッピィエンドなので、これなら見ても問題なかったなぁ、、というのが正直なところ。
結局、なぜ「死んだふり」なのか、、、というところは残りますが。。。
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まぁ、パッケージの見た目から「コメディだ」と分かりそうなものなのに、なかなか手に取ってみようとならなかったのは、一時期うちが「家に帰ると妻が寝たふりをしています」状態であったからで、そのときの嫌な思い出が僕の中にまだしっかりとあるからでしょう。
この映画の中で印象的だったのが、主役夫婦以外の夫婦たちにも共通した、「夫側は対話を厭い、妻をなだめかわそうとする」姿勢と、「妻側は衝突しても向き合って欲しいと苦しむ」姿。
「男は、家の外で戦って帰ってくるので、家では何も考えずに平和に過ごしたい。」
劇中で出てくる「夫側」の本音ですが、この部分に頷いた男性も多いかもしれません。
「ケーキ、花束、噂のお店。危険を察知して、事前に爆弾処理をする。」
結婚前や、関係の浅い男女なら、それでもいいのかもしれない。
でも、問題の本質は、それでは決して解決しない。解決できない。
ず~っと夫婦のことや、セックスレスのことについて考えてきたから、僕にとっては「対話無くして夫婦の問題の解決はない」ということが身に染みて理解できますが、世間一般の男性陣の感覚というのは、「家庭内に争いを持ち込みたくない」というのが本音なのかも。
まぁ、そんなことを言いつつ、その火種を起こしているのは、多くの場合男性側なんですけどね。
結局、この映画を見て残った印象は「夫婦できちんと向き合うって大事だねぇ」ということ。
とにかく前半は笑えるコメディなので、夫婦で見てもいいのかもしれません。

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