「沈黙」が怖くって

真面目な”性”の話
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セックスに関するHow to 本が数多く出版されるようになり、ネット上でも色んな情報を手に入れることが出来るようになった今ですが、それでもその「比較的正しい」情報に接して、自分のしているセックスを見直せる人は、残念ながら男女問わずそれほど多くは無いと思います。

相も変わらず、世の中の多くの男性にとっての「セックスの教材」はアダルトビデオで、その「悪い影響」は本当に多くあります。

今日は、その中でも「沈黙が怖くて焦ってしまう」ということについて。

アダルトビデオの中では、いわゆる女性の性感帯とされている乳首や、クリトリスといった部分に対してだけでなく、耳の周りやうなじ、背中のラインやわきの下、腰骨のあたりやふくらはぎ、足の指の間といった、直接的にはそれほど性感を得にくいと考えらえる部分でも、男優さんが触ると女優さんが反応します。

ですので、僕ら男性は真似してそういうところに刺激を試みる訳です。

ところが、実際に目の前にいる女性は、女優さんとは全然違う反応を示します。

「え?そこ?」みたいな反応だったり、無反応だったり、「いやだ、くすぐったい!」だったり。

そうすると、アダルトビデオでの反応が得られるもの、と思っている男性はどうしたらいいのか分からない。

本来、こういう淡い刺激になる部分から、少しずつ「次はどこかな」「ここを早く!」とか脳で考えさせて、気持ちを期待感を高めていくべきなのに、最初に強い反応の得られるところを刺激して、それから淡いところに行くので女性の側の反応も薄くなる。

で、男はセックスの最中の女の沈黙が怖い。刺激しても反応が無いと、そこは「刺激しても意味がない」と考えてしまう。反応が得られないのが怖くなる。

怖いから、反応が期待できるところしか触らない。強い反応を期待して強い刺激を与える。

そして、ますます「気持ちのいいセックス」から遠ざかる。。。。。

スローセックスを勉強すると、これまでAVをお手本にしてきたセックスが、どれほど逆を行ってたのかがよく分かるようになりました。

淡い刺激、軽めのタッチ。沈黙が怖ければ、会話をすればいい。「ここはどう?これは?」話しかけながら楽しめばいい。

きっと、お互いにもっと気持ちよくなれるはず。

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