「動物行動学」の観点から男女の問題を眺めてみると

「レス」の克服
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このブログ、書き始めて3年が経過してました。過去記事の日付を見て、自分でもびっくり。まだ2年だと思っていたので。時のたつのは早いものです。

このブログを、長いこと読んでいただいている方にとっては、「あんた、またその内容?」と思われると思います。まぁ、それもまたご愛敬ということで。

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動物行動学という学問分野があります。動物の行動を観察し、生態などを解き明かす分野ですが、「人間」という動物について、この視点で観察したとき、そこには「男女の問題」を理解するヒントがそこかしこに存在しています。

「人間」も一種の動物として見たときに、今現在、日本を含めて多くの国で採用されている「婚姻制度」というものは、非常に「生き辛さ」を伴う制度だなぁ、と感じずにはおれません。

動物が行動を起こす大きな動機に「食料の確保」と「生殖行動」があります。男女の問題に絡んでくるのは当然「生殖行動」になる訳ですが、私たち現代の人間はこの「生殖行動」の大原則を忘れてしまっていて、そのことが多くの男女を苦しめる一つの要因になっているように思えます。

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人間のメスの生殖行動の大原則は、「少しでも良い遺伝子のオスの子孫を生む」です。ここでいう「良い遺伝子」というのは、「社会的に」とか「遺伝的に」とかでなく、あくまで「本人が良いと感じるオス」というところも、ポイントだと思います。

このことを知っていると、結婚後や、出産後に妻の側がセックスを避けるようになることも「頭では」理解しやすくなります。女性の側は、色んな不満を相手に感じると「この人とはしたくない」と感じやすくなる、ということ。(心情的には、納得いきませんが(+_+))

一方のオスの方はと言うと、これは多くの男が語るように「色んなメスに自分の子を生ませる」です。ですから、ちょっとでもチャンスがあらば、他の女とセックスしようとする。

こういう「動物」としての行動原理がある、ということを前提にしていれば、例えば妻がセックスに応じてくれない、となっても「結婚したら、セックスするのが当然だろ!!」というような的の外れた怒りを感じなくてもいいですし、夫がよそ見をしたり、不倫したりしても「あぁ、ばらまきたかったのね」と必要以上に自分を責めずにいられる訳です。

この行動原理に従うかどうかは、個人差が滅茶苦茶大きいですし、そのときの局面にもよってくる。よく「本能が命じたから」みたいに言い訳に使う人もいますが、だからと言って何でも許される、という訳ではないのは、あたり前の話。

そんな話もあったなぁ、、、くらいに覚えておいてもらえればいいのかな、と思います。

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