前日の夕飯の後、妻は数日前からの風邪をこじらせたらしく、咳が酷いので片付をこちらでして、早く寝てもらった。
翌土曜日。
僕が小学校のボランティアの清掃から帰ってくると、妻が不機嫌そうな顔をしているので、「触らぬ神に祟りなし」と、あまり話しかけないようにしていた。
すると、妻がイライラしながら「あの本、パラパラと読んだけど、あのくらいのこと、私だって考えてるから!」と突っかかってきた。
もう、そうやってイライラしながら突っかかってきている時点で本に書かれた内容など1㎜も理解できていないと思うのだが。やっぱり本は地雷だった。。。
妻からすると、突っかかっていく口実が欲しかっただけらしく、結局昨日の話が蒸し返され、「私が正規で働かなければいいんでしょ!」とあり得ない方向に話が飛ぶ。
思わず、「いちいち、人のせいにするなよ!」と言ったが、火に油。
冷静に分析してくと、妻が言いたいのは「体調が悪いんだから、労ってよ。休ませてよ」ということのようだ。
(-。-)y-~
だから、そっちだよ。その「本心」の方をストレートに言えばいいのに。
「休みたいんだったら、休んでよ。」
「あなたは何も分かってくれないけど、私にはやらないといけないことが沢山あるの!」
「それ、俺がやっておけばいいんやろ?何がある?」
冷静にメモを取りながら聞こうとすると、「☆#$%&!!!」
何とか8つほどの用事を聞き出して、「これは、俺が確実にやっておく。約束する。だから休んで。」
それでも、妻は納得いっていない感じだったが、しんどかったのだろう、最後は寝室に上がっていった。
一人になって、ちょっとため息。
妻の頭の中では、「疲れて、風邪もひいてしんどいのに、やらないといけないことが一杯あって、それなのに夫は何も察してくれなくて、何もしてくれなくて、休むことも出来ない!!」と妄想が一杯になっていたのだろう。
一言、「休みたいから、お願い」と言えないばっかりに。
申し訳ないが男に「察して動く」ことを要求するのは、無理筋だ。
気遣いがない!察してくれない!と、勝手に怒りを溜めて、やっていることにまでケチをつけられて八つ当たりされたのではこっちも腹が立つばかり。
メモを見て、よし!と気持ちを切り替える。頑張って一つずつ片付けよう。
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