転職先探しは、会社を見極めるチャンス。相手をキチンと見極めよう。

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僕が以前勤めていたブラック企業を辞めて、今の会社で働くようになってから、3年が経とうとしています。今の会社は地場の中小の建設会社で、福利厚生や給与待遇は決して自慢できるほどではないですが、働きやすさや会社のトップとの会話のしやすさなどの点で、非常に良い会社に出会ったなぁと感謝しつつ毎日を過ごしています。

さて、この会社の求人はネット上でたまたま覗いたハローワークの求人でした。そのころ僕は、「ハローワークの求人なんて、大した求人出てないじゃん」的に少し斜に構えて見ていたところがありました。なぜなら、僕が勤めていたブラック企業もハローワークにそれこそ「嘘八百」な求人票を出していたりして、「信用できないな」という思いが基本にあったから。だから、今いる会社の求人票の条件面についても、「実際はどうなんだ?」という疑いの目で見ていました。

求人票を見て、その会社のホームページを見る。それくらいのことは、転職活動をされている方なら皆さんやられていると思います。僕も、会社のホームページは見ました。が、以前勤めていたブラック企業で、ホームページの編集の裏側を見ていた僕は、ホームページも信じることが出来ませんでした。そりゃそうですよ。どんなブラック企業だって、ホームページ上では自社のすばらしさをPRしているのですから。「何か怪しい」なんて影は、ホームページから見抜くことはほぼできません。

それじゃぁ、どうすればいいのか。これまで3回の転職の経験上、いきなり応募して面接を受ければ、その場の雰囲気に流されて会社の見極めなどできないだろう。だったら、応募を前提として、一度訪問して話を聞き、直接その会社の雰囲気などを見させてもらえばどうだろう?

その時僕は、散々受けたパワハラの影響もあって完全に自分に自信を失っていました。こんな自分でも採ってもらえるのか、というネガティブな思いも強くありました。でも、営業マンとして数年を過ごしたおかげで、多少の大胆さは身についていたのかも知れません。

今の会社に電話して、対応してくれたのは常務さん。「御社に興味があり資格は持っているのですが、実務経験がないので、それでもやっていけるかどうか、一度訪問して話を聞かせて下さい」という僕の唐突な申し出を快く受け入れてくれて、訪問日が決まりました。確かに唐突な申し出ではあったのですが、僕の中では「このくらいの申し出を断るような会社であれば、最初から受けない方がいい」という思いがあったので、まずは第一関門はクリアだな、と感じていました。

訪問当日、約束の時間に会社に行くと、社長も同席して下さり、会社の雰囲気や現状、今後の展望なども直接聞くことができ、結果として正式な面接を受ける前に、「志望してもらえるなら、ぜひ来て下さい」という「内定」をもらうことが出来ました。

今、振り返って思えば、求人票やホームページと言った外部の情報だけで判断し応募、面接を受けるという「自分の思ってた当たり前」から踏み込んだことが、いい会社との出会いに繋がったなぁ、と思います。

転職の失敗が続くと、ついつい自信を失って「入らせてくれる会社なら、」と条件や雰囲気、環境が自分の思い描くものと違っても妥協してしまうことも多いと思います。しかし、転職活動は、「相手を見極めるチャンス」でもあります。ちょっと厚かましいかな?と思っても、思い切って相手を知るために踏み出す勇気を持ってみて欲しいと思います。

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