無駄になるキャリアなんて、ない。

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こんばんは。

今日、仕事をしながらふと考え付いたことを書きます。

今、転職について、特に異業種への転職を考えている人に向けて。

僕は、大学を卒業してから8年間、土木の設計の仕事をしていました。その後、住宅リフォームの営業職に転じ、リフォームの現場管理、再びリフォームの営業職と転々として、今は土木の施工管理をしています。

僕の職歴を並べると、キャリア形成としての一貫性がなくて、はっきり言えば「場当たり的」な人間、と見れないこともありません。最近まで、僕自身そんな風に感じていました。

ただ、今土木の現場監督をしていて、この一貫性のない僕の経歴が、間違いなく仕事には活きていると感じるんです。決して強がりではなく。

まず、設計職を経験していることで、設計者の意図を汲み取ったり、設計者の気持ちが分かったりする。もちろん、スキルとしてCADが使えたり、エクセルのプログラムを組んだり、というものもありますが、それは微々たるもの。一番大きいのは、発注者の事情を汲み取ることができる、という所だと思います。

次に、営業を経験していることで、受注のための労力が分かること。往々にして、現場管理しか経験していない人は、「こんな低予算で受注してきて」とか、「もっと適正な見積もりしろよ」とか不満を抱くことが多いのですが、自分が受注の苦労を身をもって知っているから、そういう不満をそれほど感じずに済む。

また、営業職としてお客さんと折衝してきた経験から、役所や、近隣住民との対話も苦にならない。一般に、現場監督さんには折衝が苦手、いわゆる口下手なタイプが多いため、僕のようなタイプは珍しく、現場でも重宝されます。

もちろん、現場監督としてのスキルについては、長年この世界でやってきた先輩方には遠く及ばないのですが、それを他の部分でカバーすることは可能なんだな、と感じるのです。

「色んな仕事を転々としてて、目立ったスキルなんてないしなぁ。。」と思っている人も多いと思います。でも、バチっとしたスキルが無くても、これまでの経験が活きるかどうかは、あなた次第。無駄だと思えば無駄にしかならないけれど、視点を変えれば、全ての経験・キャリアは、きっとあなたを助けてくれるのではないでしょうか。

それではまた。

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