残念ながら「愛情」と「気持ちよさ」に相関はない。

真面目な”性”の話
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残念ながら、「愛情」と「セックスの気持ちよさ」の間には、相関関係はありません。

このことを、きちんと頭で理解していないと、「必要のない悩み」の沼にはまっていくことになるので、ぜひ知っておいていただきたい。

理想を言えば「強く愛し合っているからこそ、セックスで気持ちよさを感じたい」と僕も思います。多くの男女にとっては「かくありたい」と思う部分です。

が。

本当に残念なことに、どれほど相手のことを深く強く愛していても「技量の伴わないセックス」は気持ち良くはありません。

これって、結婚前には「気付けない」ことが多くて、それも結婚後の夫婦間の「性のすれ違い」を招く要因の一つになり得ます。

結婚前は、気持ちが盛り上がっていて「好きな人とするだけで幸せ」だったりする。(「そうだと思いたい」場合も含めて。)

そして結婚前は、目の前の”愛しい人”と一緒になるために、細かい所には目をつぶってしまいがち。だって「あなた、結婚するまでにもっと上手になってよ」なんて言ったら、振られてしまうかもしれないもの。嫌われちゃうかもしれないもの。

でも、往々にしてその不満は、結婚した後に噴出する。

盛り上がっていた気持ちが徐々に覚めてきて、「あれ、この人下手なんじゃない?」と疑えればまだ良い。

「愛しているのに、なぜ感じないの?なぜ濡れないの?なぜイカないの?」と「愛と気持ちよさは比例する」という「神話」を信じて自分自身を責めてしまうと、どんどんおかしくなってしまう。

前にも書きましたが、男が自分のするセックスを向上させたい!と思うのは、その必要に迫られるか、向上心を持った場合のみ。放っておいて、セックスが上手になることはほぼありません。

「上手になりたい!」と思っている人は、そもそも結婚前から努力している場合が多いので。むしろ、「これで結婚できたんだから、このままでいいだろう」などと考えている男性の方が世の中には多いんじゃないかなと思います。

少し話がそれました。

女性がセックスで「気持ちよくなる」ためには、男性の側のある程度の正しい「知識」と、「技量」が必要です。残念ではありますがそこに「愛情の深さ」という要素は存在しないと思っておいた方がいい。

男性の読者の皆様。僕たち男は、もっと努力をすべきです。頑張りましょう。

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