どちらか一方の譲歩では、問題は悪化する。

「レス」の克服
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セックスレスの問題に、「拒否される側」の立場で直面したときに。

多くの方は、「元のとおり、セックスが出来るようになる」ことを求めると思います。

元のとおりといかなくても、「自分の希望に沿う形で」なのかもしれませんが。

パートナーが、ただ単に「あ、じゃぁこれからは、相手するようにするね」となるような、ただ単に「しなくても大丈夫」な人、というだけなら、セックスが戻ることで解決、なのかもしれません。

でも、ほとんどの場合は、そうではない。

「したくない」側には、したくない側の言い分があり、理由が存在する。

それなのに、「したい」側だけの言い分を通してしまう、もしくは「したくない」側が一方的に譲歩すると、どうなるか。

セックスが復活したときは良くても、「したくない」側はどんどん不満をため込んでいく。

そして、一方的な我慢というのは、いつか限界が訪れる。

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これは、「妻側拒否」の場合において、特に深刻です。

女性の場合には、セックスと心の動きは、切って切り離せない関係にある。

自分の望まないセックスを強要されることは、いくら本人が同意していても、レイプと全く変わらない。

本来自分を愛し、尊重して欲しい存在のはずの「夫」が、自分の性欲を満たすためだけに自分の身体を利用している。自分の心を無視して。

その行為による女性の側の心の傷は、我々男性の想像をはるかに超えるもの。

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以前にも書きましたが、妻とセックスのことで一番激しく揉めていた頃、妻は嫌々ながら揉めるのを避ける為に、応じようとした時期がありました。

あのときの、妻の肌の冷たさは、忘れることが出来ない。

例えは悪いかもしれないが、「死体」を抱いているようだった。

あのとき、僕が自分の主張を貫いていたら、その後二人は別々の道を歩んでいたでしょう。

もしくは、妻が壊れてしまっていたかもしれない。

「拒否され夫」の皆さん。セックスを復活させるだけでは、問題は解決しません。

「拒否する妻」の皆さん。安易な一方的な譲歩は、自分を壊す原因になります。

苦しいとは思いますが、安易に一方の努力に逃げ込まないで。

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