人には、それぞれの「器」のサイズがあると思う。
器の容量が大きい人もいれば、少ない人もいる。
広いが浅い器、深くて大きい器、コップくらいしかない器。壊れやすい器、頑丈な器、etc,,,
大きくて、広いことに越したことはないのだが、自分の器の大きさを知ることって大事だと思う。
自分のは、どうだろう。イメージとしてはラーメンとか入れる「どんぶり」くらいかな。
大きそうに見えて、実は思ったほど入らない。叩いたりぶつけたりすると割れてしまう。
以前は、もっと大きくしなければ、もっと容量を増やさねば、と思っていた。
でも、そんなの無理。器の大きさは、そんなに大きくはならない。
それほど大きくはない器は、数字に追いまくられる仕事には向かなかった。仕事のことが器からあふれ出してしまって、家族のことを入れる余裕など全くなかった。
僕は、それをいたわってもらえないことに腹を立て、妻は、器に家族のことが入らないことに腹を立てて。
今は、自分の器の大きさにあう「余裕」を持てる仕事になり、家族のこともちゃんと収まるようになった。
おのずと衝突は減った。
自分の器の大きさを無理して大きくしようとしないで、その器に入る環境を手に入れることが出来た自分は、幸せだと思う。

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