若い頃は、女性の身体を前にすると、
早く服を脱がせて、早く触りたかった。
今も、もちろんそういう衝動に駆られることはあるが、
相手のことも、そして自分のことも、
ジワジワと焦らしたい、という欲求を感じることも増えてきた。
スカートを履いている女性の脚を、
足首の方から、ゆっくり指先でなぞっていって、
少しずつ、スカートを上にまくっていく。
膝から上は、もっと焦らして、、、
内に入るのか、まだ外をなぞるのか。
上がると思わせて、途中で折り返す。
触っている自分自身が、焦れったく感じるくらい。
指先は、触れるか触れないかのギリギリの圧で。
本当は、一息に触れてしまいたい。
もう、溢れているのは分かっている。
でも、もっと溢れさせたい。
触れたときには、指が溺れてしまうくらいに。
焦らしたい自分と、衝動に駆られる自分と。
せめぎ合いは続く。

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