人前で話すこと

リクルート

土木の現場監督という仕事は、やってみると意外に「人前で話すこと」が多い仕事です。

こんな風に。

私の場合、「設計」→「営業」と渡り歩いてきての「現場監督」ですが、この三つの職種の中でも、一番「複数人の人の前に立って話しをする」機会が多いように思います。

もちろん、設計職でも、営業職に就いていたときにも週に一度程度、部内ミーティングや営業会議と言った場で発言する機会はありましたけど、土木の場合現場が動いている期間は「毎日」ですし、こういう風に「自分(達) 対 大勢の人達」みたいな構図で話しをする機会はほぼありません。

最初は「え~、朝礼、俺が話すのかよ~」などと思ったりするものです。新人さんとか前日から「明日、朝礼何を話せばいいですかね、、、(~_~)」などと緊張してたりしますが。

慣れます。気づけば普通になります。なにか特別なことを言う必要などない。当日の気象条件や注意事項をシンプルに伝える。それだけでいい。

安全管理上は、朝礼は職人さんの体調や雰囲気をチェックしたり、安全に対する注意事項や当日の気象条件などを加味した”気付き”を共有したりが重要な場面なので「自分が話すこと」に意識をとられ過ぎるとそれらが疎かになるから。

とは言え、「人前で話すのが得意でない」人にとっては何年経ってても慣れないようで。まぁ、ぎこちないしゃべりでも、必要なことさえ言えればいいんじゃないかな。

土木の現場監督歴30年以上、なのに朝礼になると途端にいつもの威勢はどこへやら、喋りと動きと表情とが「ぎこちなく」なる一回り上の先輩を見つつ、そう思います。

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