新型コロナウィルスの感染拡大によって、我々土木業界も色んな影響を受けました。
が。我々の仕事は、もともと屋外の作業がほとんどなうえ、密な状態で作業をすることがあまりないため、「マスクの装着」「手指の消毒」「事務所内のパーテション設置」「密になる打合せ機会の低減」、、、といったところで、他の業種ほどの影響はなかったように思います。
それでも、「マスクでメガネが曇るがな!( `ー´)ノ」みたいな日常のイライラはありますが。。。
さて、コロナが我々に残したものの中に「これは、いいんじゃない?」というものもある訳で。
その一つが「リモートの活用」です。
もともと、コロナのことが問題になる前から、我々土木業界では「遠隔臨場」なるものの導入が言われてはいました。
どういうことかというと、工事を進める中で「発注担当者による確認」を受ける「立会確認」というものを、「リモート(遠隔)で行おう」というもの。
もともと、この「立会」という行為は工事の中で使う材料や、埋めてしまったりして後日確認できなくなる「重要な段階」の確認を発注担当者が行うもの、なのですが、やっていて疑問を感じることも多かったのは事実。わずか10分ほどの確認のために、発注担当者は忙しい仕事の手を止めて現場にいる時間の数倍の移動時間を割いてやってくる。現場は現場で、確認が終わるまで次の作業に移れないので待ちが出たりと「時間的ロス」が出る。。。
コロナ前はなかなか普及しなかった「リモート」ですが、コロナ騒動の中で「リモート会議」「リモート打合せ」に接する機会が増えると、「あれ?これ便利じゃない?もっと使ったらいいんじゃない?」という認識が広まっていきました。
人間、なかなか強制されないと新しい一歩を踏み出せないもの。
今回の現場では、これをフル活用して発注者・我々ともに「業務効率の改善」を図っていこうと思います。
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