「現実を直視する」ということ

現場のあれこれ

土木の現場監督をしていると、「現実を直視する」ということの大切さと、難しさを感じる場面があります。

いや、これは土木の世界に限った話ではなく、仕事をしている上では皆さん多かれ少なかれあること、なのかもしれませんが。

今、私のいる現場は完成目前にして、時期外れの豪雨の影響で現場作業再開の目途が立っていません。

そんな中、昨日は胴長を履いて腰まで水に漬かりながら、3社合同で大型ポンプを据え付ける作業を行いました。

当然、少しでも早く水が引いて欲しい、という思いから。

そうすると、「期待」が見え方を狂わせることになる。今朝、水溜りの状況を見て、何人かは「あ、少し下がった?」と言ってきました。残念ながら、夕方の土砂降りでむしろ水位は上がっているのですが、「期待」が見え方を変えてしまう。

また、こういう状況になると「水量の把握も、難しいですもんねぇ、、、いつまでかかるか検討がつかないですよね。。。」とぼやく人もいますが。

概算でも、把握するために出来ることはある。「できない」のではなくて、「現実を直視したくない」「色々するのは面倒だ」というのが本音、じゃないかなぁ。

水溜りの周りを歩いて、水際の位置を把握する。
CAD上で、面積を計算する。

現実を直視する、という行為は、確かに勇気が要ります。漠然とした状態で話をする方が、楽なのは間違いない。計算で出た水の量、排水にかかる日にちを計算して、「まじか、、、」と正直思う。

でも、現実を直視しなければならない。

水量を把握しようとする私の行為を「そんなことしても、、、」とか「正確には出ないでしょ」とか横から言う人もいますが。

現実に沿った形で、打てる手を考えなければ、物事は正しく前に進まない。どんなに、嘆いても、降る雨を呪っても、状況は何も前には進まない。物事を前に進めるためにはまず「現実を直視」することが必要なのです。

我々現場監督の存在意義は、こんなときにこそ、問われているのかもしれません。

負けんぞぉ。

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