禍福は糾える縄の如し

リクルート

ざわいが福になり、福がわざわいのもとになったりして、この世の幸不幸はなわをより合わせたように表裏をなすものであるの意。(by コトバンク)

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現場がお休みなので、リクルート向けの少々堅いお話しが続いていて恐縮です。

私は、今の会社が所属先としては5社目。10年間で3回と転職を重ねた時期もあり、その経験に基づいて、今日はちょっと「自分語り」です。

池間組に入社する直前、私はとある「大手住宅会社のリフォーム部門子会社」にいました。

実は、私はリフォーム業界にいる間に一級建築士も取得しています。当時は「建築士をとった以上、自分は建築の道でやっていくんだ」と思っていた。

ですが「一級建築士」という看板は、決して営業成績とは直結しない(まぁ、当然だ ┐(´д`)┌)。

私は営業マンとしては決して優秀な方ではありませんでした。契約が取れる時期と、取れない時期がはっきりして波がある。

その「取れない時期」に、「営業経験のない工事部上がりで営業マンを目の敵にしている新任営業所長」の部下になった私は、その営業所長からのパワハラに耐えられず、飛び出すようにその会社を辞めることになったのでした。

今から、7年前のこと。

成績の上がらないことを毎日のように詰められた挙句、「お前にはコンビニのレジ打ちも勤まらんわ!」(コンビニの店員さんにも失礼極まりない)。「お前、パワハラだと訴えたら俺から逃げれると思ってるだろ。絶対逃がさんからな!」etc….

当時は、夜、寝るのが一番嫌な時間でした。寝たら明日が来る。明日になったらまた所長に詰められる。明日なんか来なければいい。毎晩そう思っていた。

最後は、「お前、やるんか、やらんのか!」という所長の問いに「もう出来ません!」と叫んでジ・エンド。

決して苦労自慢をしたい訳ではありません。

そんなボロボロの状態で、本当に偶然、ハローワークの求人に目を留め、入ったのが今の会社。

「レジ打ちも出来ない」と言われたボロボロの自分が役に立つのか。当時は本気でそう思っていた。

あのときパワハラにあって「建築士」の資格を投げ捨てていなければ、今のこの会社、この仲間たち、そしてこの仕事には巡り合っていない。

禍福は糾える縄の如し。

もし、今、仕事の面で苦しんでいる人がこの記事を読んで下さったなら。大丈夫、そこだけがあなたの世界ではないよ、と伝えたい。

大丈夫、世界はまだまだ広いから。

暗い話で、失礼しました。

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