夏以降進めてきた、築堤の嵩上、遮水シート張りなどの現場内に海水を張るための「準備作業」も終わり、いよいよ海水の注水作業が始まりました。
今回の工事は、海底を掘って出た「浚渫土」が溜まった「超軟弱地盤」上に張ったシートの上に、厚さ50㎝で砂を敷くというもの。
「超軟弱地盤」ゆえ、上に重機が乗ることも、人が歩くことも難しい。
そのため「水搬式」といって、海水を現場内に組み上げて溜めることで水位を上げ、その水面に作業台船を浮かべて砂を撒いていく。「水搬式敷砂工法」と呼ばれる工法。
今、手前に見えているブルーシートの途中まで水位を上げないといけません。
約24万m2、ペイペイドームの1.5倍ほどの面積の、巨大な「海水プール」。
6台の大型ポンプを24時間稼働して、それでも2週間以上はかかります。
その間に、「敷砂」を行うための他の準備を整えていく。
まだまだ、準備は続きます。
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