さて、2月に入ってから、現場では「築堤盛土工」を行っています。
今回の工事の目的は「埠頭用地」を造成するために、土砂処分場内を分割するための「仕切堤」と呼ばれる盛土を構築すること。そのために泥の中にセメント材を練りこんで固める「地盤改良」を実施して基礎を作ったのでした。
断面でいうと、こんな感じ。
で、泥の中に岸から近い方からダンプカーで土砂を投入していきます。
築堤の幅は、約7mしかないので、途中で転回はできません。
必然的に、バックする距離がどんどん伸びていく。
隣の工区の工事延長が訳95m。今、施工できているのが50mほどなので、145mをず~とバックで下がっていく。
最終的には、200m以上をバックで運行することになります。
口で言うのは簡単ですが、自分で運転することを考えたら、100m以上バックするのはきついなぁ、というところ。
しかも、下は凸凹、幅は狭い。大変です。
ダンプの運転手さんには、頭が下がります。
もともと、一面の水たまりだったこの場所、
今は、こんな感じ。
反対側からの築堤作業が中止になったため、残念ながらこの工事では向こう岸までつながりませんが、目の前に形が見えてくると、「”ものづくり”をしている」という実感が湧いてきます。
土木の仕事って面白い。そう感じる瞬間です。
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