「砂船」のサイズ感

現場のあれこれ
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この工事においては、うちの工区だけで約20,000m3、6工区全体で言えば約120,000m3を超える量の砂を現場全体に敷き詰めます。

わずか50㎝の厚み、と言えども、面積が広い分、膨大な量。

土木特有の「m3=立法メートル(業界用語では「リューベ」)」という単位は、一般の方にとってはイメージがしにくい単位だと思います。

よく、僕が使うのは、25mプールで何杯分という表現。

25mプールのサイズもまちまちですが、学校にあるプールだと縦25m×横8m、水深が平均して1.5m程度かと。容積は25m×8m×1.5m=300m3なので、約20,000m3だと20,000m3/300m3、約67杯分。

ダンプトラックの荷台が約6m3なので、ダンプトラックの台数で例えると、20,000/6=約3,333台分。

おぉ、ダンプで例えた方が量の多さがイメージしやすそうですね。

それだけ大量の砂を運んでくるので、砂船のサイズも大きなものになります。

この船でいえば、船倉の大きさは縦26m×横16m、深さは7.22m。約3,000m3の砂を積載可能。

ダンプトラックなら500台分。結構な量です。

まぁそれでも、6工区全体で考えると、約120,000m3必要なので、この船で全部運んでもらったとしても、約40隻分。今、工事は3/4くらい進んでいるので、まだ来てもらう必要があります。

ちなみに、満載の状態であればよいのですが、荷を下ろし終わった「空船(くうせん)」の写真を撮る時には、、、

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船倉の高さは7mを超えているので、二階建ての建物の屋根の上にいるのとそれほど変わりません。

高所恐怖症には、堪らん💦深さです。

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