「三平方の定理」だとか、「三角関数」だとか

現場のあれこれ
DCP PHOTO

「学校で習う事って、大人になったら使わない事が多い。無駄だ!」

とか言う声を、時々上げている人を見かけます。

「サインとかコサインとか、勉強する意味わかんない。使わないじゃん!!」

まぁ、確かに。日常生活を送る分には、あまり使うことはないのでしょうね。

我々土木の世界では、ちょいちょい使うので、「使わない」という感覚は分からないのですが。

****************************************

DCP PHOTO

今、私のいる現場には工業高校の土木科出身の若手が2人います。

彼らに「よし、法長(のりなが)を求めてみよう」と課題を出すと、最初は「え?図面に乗ってなくないっすか?」というリアクション。

日頃から「現場で使う”数字”は、図面と数量表と特記仕様書の中に必ずあるんやで」と言っているので、確かに「図面に書いてない」と思うのは「ある意味正解」。

ただ、図面というのは「全ての寸法値が書いてある」とは限らない。図面上に書いてある数字をもとに「あとはそっちで計算して求めてね」ということが往々にしてある。

なんっちゅうことはない。小中学校や高校で習った「算数・数学」の範囲で大方は解決する。三平方の定理とか、三角関数とか。それを使う、ということを知らない、というだけ。

他にも、「図形の合同」とか「面積・体積を求める式」とか。子供の頃にならった「算数・数学」はここでは滅茶苦茶使います。

今は、検索すればほとんどの数学的定理は調べることが出来るので、あとは「使い方と使いどころ」を覚えるだけ。

頑張れ、若者たち。

コメント

タイトルとURLをコピーしました