親心

現場のあれこれ

昼休み、現場事務所の駐車場で昼食後の歯磨きをしていると。

なんだか、頭の上でフワフワしたものが揺れているなぁ、、、。

見ると、それは。

ススキの穂。

毎日、目にしてはいたものの、あまり注目して眺めてはいませんでした。

当然ながら、穂には綿毛付きの種がびっしりと。

それにしても、樹木の中から、地上3m近くの高さに必死で首を出している姿を見て、「ちょっとでも高いところから、遠くに飛ばしてやろう」という親心を見た気がしました。

よく見ると、彼らは樹木の根元に芽吹いたがために、あまり日に当たることもなく、細々と生きてきたのでしょう。広い野原であれば、ガッシリとした株に成長できたかもしれないのに。ヒョロヒョロの茎を、必死で樹木の上まで出して、せめて子供達には遠く広い野原に旅立ってくれよ、と。

今年は「親ガチャ」なる言葉が流行語に選ばれて、「親」である自分も「なんだかなぁ、、、」と複雑な思いを感じましたが、まぁ「子は親の背中を見て育つ」と言いますから、こうやって黙って頑張ることが大切なのかもしれません。

姿勢を正して、頑張ろ。

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