前回の現場は陸上の工事で、且つ地盤の緩い埋立地内の現場だったので、作業を阻む要素は「雨」だったのですが、今回の工事は海上の工事のため、敵は「風」と「波」になります。
と言っても、我々の工区が始まるまでにはまだ間があるので、先行工区の話にはなりますが。
昨日から、強い東風が吹いていて、現場海域は空港島の東側。東風が強く吹くと、沖の方から風が吹きつけてくるので、「波浪」と呼ばれるうねりを伴った波が高くなり、作業が出来ません。
この海域では、冬になると西からの風になるため現場の海域は空港島が風と波よけになり結構強く吹いても作業ができることが多いのですが、東風だともうお手上げ。
この「現場に影響する風向き」は、陸がどっちの方向にあって、どっちに海がひらけているかで変わってきます。陸の方からの風はそれほど影響が無く、海から吹くと作業が止まる。
ですので、海上の工事を担当すると、気にするのは「雨」ではなく「風」と「波」。
これにコンクリートの打設が絡んでくると、「雨」と「気温」という要素が加わって、それはそれでまた大変になる訳ですが。
まぁ、雨にしろ風にしろ、自然相手ではどうしようもない。
出来ることを、進めるしかありません。
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