「土木」という分野は、一応技術系の分野になりますので、学校時代は「理系」のカテゴリーに入れられており、就職すると「技術職」というカテゴリーに入ることになります。
という風にお伝えすると、「技術系か、、、数学とか出来ないといけないのかなぁ、、、」という風に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、研究職であったり、技術開発職であったり、はたまた「設計コンサルタント」で仕事をしたりする場合には、そういうスキルも必要ですが、「土木の現場監督」に限ってみれば、必ずしも「数学が出来る」必要はない、と感じています。
現場監督をしていく上では、難しい計算をすることはあまりなく、基本的には「四則演算」要は「足す、引く、掛ける、割る」が出来れば、大体事足ります。
ただし、、、。
以前、「土木の魅力は、大きさ」という記事を書きましたが、その裏返しとして「大量の計算をする必要が出てくる」という部分は否めません。
例えば、今回の現場で言えば、「測点」と呼ばれる「土を盛った厚みを管理すべき点」は7点×19測線で「133点」あります。仮に、高さのデータを計測して整理するにしても、同じ計算を133回する必要がある。
今は、パソコンの「エクセル」などの表計算ソフトを用いて、大量の計算を捌くことが出来ますが、昔の人たちは、これを一つ一つ電卓でやっていた、と思うと気が遠くなりそうです。
とはいえ、計算のチェックをするときには、やはり電卓を叩かないといけなかったりしますが。。。
難しい計算をするわけではないけれど、大量の数字と根気強く向き合う必要は出てきます。
そういう意味では「数字が苦手」「数字が嫌い」という人にとっては、ハードルが高く感じるかもしれません。少なくとも「数字を見ても嫌気がささない」程度にはなる必要がある。
まぁ、仕事で付き合っていれば数字にも「慣れ」ますけどね。
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