今回の現場は「地盤改良」と呼ばれる工事です。
この「地盤改良」、基本的には軟弱土を固めて使える地盤にするのが目的ですが、その方法としては改良材といって固まる材料(セメントなど)を混ぜ込んで固める「固結工」や、良質土と入れ替える「置換法」と、今回行うような土中の水を強制的に排出して固める「排水工」と呼ばれる方法があります。
一言でいえば、「泥の中の水を強制的に抜く」ための工事。
では、どうやって泥の中の水を排出するのか。
ものすごく単純化して言えば、泥の中に巨大なストローを刺して、その上に重しを載せる。
そのストロー役をするのが、この「プラスチックボードドレーン(PBD)」という材料。

今は、プラスチックと特殊なフィルムで出来ていますが、昔はこれが紙で出来ていたので業界ではいまだに「ペーパードレーン」と呼ばれることが多いです。
この細長い材料を、泥の中深くまで打ち込んでいきます。
断面は細かい溝が沢山並んだような形状になっていて、表面は親水性の樹脂でカバーしてあり、泥の中の水は、この溝の表面張力によってドレーン材に集められます。
これを、施工面積に一万本以上打ち込み、その上に載荷盛土と呼ばれる重しをかけることで、泥の中の水を強制的に絞り出す、という仕組み。
今週は、このストローを打ち込む機械の組み立てと調整をしているところ。
来週から、この工事の「本体」とも呼べる、PBDの打ち込みに入っていきます。
という訳で、出番待ち。

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